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経産省を辞職した”改革派”古賀氏「やりたいことをやり抜こうと思ったら必ずぶつかる」 番組全文(前編)

長谷川幸洋氏(左)と古賀茂明氏(右)

 1年9ヶ月ものあいだ、経済産業省で実質的な仕事を与えられない「大臣官房付」の職から異動させられなかった「改革派官僚」の古賀茂明氏が2011年9月26日、辞職した。古賀氏は自身の著書『日本中枢の崩壊』で民主党政権や、霞が関(=行政、官僚)のあり方を批判するなど、改革に積極的であったことから経産省に煙たがられ、閑職に追いやられていたのではとの見方もあった。

 28日のニコニコ生放送「衝撃告白!古賀茂明、経産省を辞職へ~一体なぜ辞めることにしたのか?」では、そんな古賀氏をゲストに招き、東京新聞論説副主幹の長谷川幸洋氏が話を聞いた。古賀氏の「皆は役所のルールがあるからできないよ、という世界にいるが、僕はできないよと思うことをやるのが面白い」という信条には、官僚のみならずサラリーマンも考えさせられるものがあるのでは、と長谷川氏はいう。

 以下、番組を全文書き起こして紹介する。

・[ニコニコ生放送] 全文書き起こし部分から視聴 – 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv64777432?po=news&ref=news#0:00:05

■やりたいことをやり抜こうと思ったら「どこかで必ずぶつかる」

長谷川幸洋(以下、長谷川): どうも皆さん、こんばんは。長谷川幸洋です。今日は、古賀茂明さん。この(ニコニコ生放送の)番組を観ていらっしゃる方には、よくご存知の方だと思いますけれども、経済産業省の改革派の官僚として長く活躍されてきたわけですけども、ここ1年9ヶ月というもの、ずっと事実上、干されてきたかたちで仕事がなかったと。古賀(茂明)さんご本人は、この改革に携わる仕事をずっとやりたいということを訴えてきたわけですけど、経済産業省からは、そういう機会を与えていただけず、今週の月曜日(2011年9月26日)だったと思いますけども、ついに経済産業省を退職を余儀なくされてしまったと。そういう官僚の方です。

 古賀さんについては、改めて紹介するまでもないと思いますけれど『日本中枢の崩壊』という本をお書きになってベストセラーになったと。本来であれば、この「日本の改革」ということを標榜してきた民主党政権で、是非ご活躍をされたら良かったなと私自身もそういう風に思うんですけど、残念ながらそういう機会に恵まれず退職されたということです。今日は、その古賀さんをこのスタジオにお招きしまして、この退職に至った経緯は元より、これから日本の霞が関、あるいは永田町、そして私たちメディアも含めて、「一体どうしていったらいいのか」ということについて、1時間半くらい時間をいただいておりますので、いろんな話を余すところなくおうかがいしていきたいと思っております。古賀さんは、今朝もそうですけども、これまでも地上波(のTV番組)でいろいろご発言されてきておりますので、この番組をご覧の方はよくご承知のことも多いかもしれませんけども、私も実は古賀さんとは付き合いが長いものですから、ここは一区切りということで、改めて古賀さんの思い、それからこれまで触れられなかった経緯も含めて、これは「大総括」と、「全面的な総括」という意味で今日の一区切りを迎えたということで、お聞きしていきたいと思います。前振りはこのくらいにしまして、さっそくご本人に登場していただきます。古賀茂明さんです。どうぞ。

会場: (古賀茂明氏が登場)。

長谷川: どうも古賀さん、お忙しいところありがとうございます。

古賀茂明(以下、古賀): こんにちは。”こんばんは”か。

長谷川: ”こんばんは”ですね。いまお話したように、改めて古賀さんのその長い官僚人生が一区切りついたということなんですけども、これまでいろんな意味で、いわば頭の上に薄曇りがかかったような状態だったのではないかと私は想像するんですけど。今日は、もうはっきりお辞めになられたわけですから、是非ここは徐々にかもしれないけども、頭の上に被さっていた薄曇りを剥いで、思う存分、本当のところをいろいろお聞かせ願えればと思いますけど。まず、辞めてまだ数日しか経っておりませんけど、どうですか? ご気分はと言ったらおかしいけど。

古賀: そうですね。「スッキリした」という感じが1つはありますね。

長谷川: やっぱりそうでしょうね。

古賀: よく辞める時も辞めた直後も「辞めて何を考えていらっしゃいますか」と言われるんですけど、結構返事に困りまして。・・・というのは辞める時も辞めた直後もそんなに何か大きな感慨というか、そういうのが思った以上に沸いて来なくて、自然に時間が流れているという。ただバタバタ忙しいというのはあるんですけど。

長谷川: なるほど。

古賀: それはやっぱり、いつかこういうかたちというか「好きなことをやろう」と。好きなことと言ったらおかしいんですけど「やりたいことをちゃんとやり抜こう」と思ったら、どこかで必ずぶつかって、筋を通したら途中で辞めなくてはいけないということがあるだろうということを、かなり前から思っていたんです。ここ数ヶ月は、むしろいつ辞めるかという感じの連続だったので、そういう意味では辞めるということ自体については日常化していたからかなと思いますよね。

長谷川: ああ、なるほど。僕、是非お聞きしたいと思ったのは、古賀さんの前にも改革マインドを持っていたけども、霞が関の中で「なかなか実現出来なくて辞めた」という官僚が何人かいたわけです。

古賀: そうですね。

長谷川: 私も良く存じ上げているんだけど、彼らが言っていたのは、「やっぱり辞める前と後では、全然頭の回転の仕方が違うよ」ということ。例えば、この番組をご存知の方は、ご覧の方は皆知っていると思うけど、(元財務官僚で経済学者の)高橋洋一さんね。彼なんかも、つくづくある時に言っていたけど、「長谷川さん、辞める前と後では頭の脳みその回転が100倍くらい違う」と。僕なんかからすると、彼なんか頭の回転、元々凄く速いから、役人の時だって相当働いていたと思うんだけど、ところが「辞めたらもう本当に自由自在に頭が動くという感じがあるよ」と、つくづく私に言っていましたけど。どうですか。そういう感じありません?

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