ユーザーの好みを学習してルートを作成!街歩きを楽しめるアプリ「Likeways」

自由気ままに散策するのも街の楽しみ方のひとつ目的地までの最短ルートを瞬時に検索できる「Googleマップ」や「Apple Maps」といった地図アプリによって、徒歩での移動は、大幅に効率化されてきた。

しかしながら、一般的な地図アプリは、時間効率を優先するあまり、必ずしも、快適に楽しみながら歩けるよう配慮されたルートを案内するとは限らないのが現状だ。

・ユーザーの好みや関心に合わせた独自ルートを案内

ナビゲーションアプリ「Likeways」のスクリーンショット「Likeways(ライクウェイズ)」は、英ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)の博士課程に在籍するMartin Traunmueller氏が開発したナビゲーションアプリ。

最短ルートだけでなく、ユーザーの好みや関心に合わせて、街を楽しく散策するためのルートを検索できるのが特徴だ。

レストラン・ショップ・美術館など、関心のあるジャンルを指定しておくと、その関連スポットを網羅した目的地までの独自のルートを自動的に生成。

この独自ルートには、各スポットのフェイスブックページへの「いいね!」数など、ソーシャルメディアデータが反映される仕組みとなっている。

・都市のウォーカビリティ向上にも貢献!?

近年、とりわけ都市部では、地球温暖化や大気汚染の防止のみならず、住民の健康や生活の質の向上の観点から、歩きやすさ、すなわち“ウォーカビリティ(Walkability)”が、重視されるようになってきた。

地域住民や観光客が「Likeways」を活用して街を散策する機会が増えれば、隠れ家的スポットを偶然見つけるなど、最短ルートでは味わうことのできない街の楽しみをより多く体験でき、地元の事業者にとっても、新たな顧客獲得のきっかけとなる。

ウォーカビリティの向上には、歩道の整備といったインフラ面のみならず、「Likeways」のように、徒歩による街の楽しみ方を具体的に示す仕掛けや仕組みも、必要な要素なのかもしれない。

Likeways

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Techable

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