【青森県旧蟹田町(外ヶ浜町)】外ヶ浜町役場も位置する市街地へ

青森県旧蟹田町(外ヶ浜町)
日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。
今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。
「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。
今回は、青森県旧蟹田町(外ヶ浜町)を写真とともに紹介する。
Vol.409/青森県旧蟹田町(外ヶ浜町)
旧平舘村から海岸線沿いに南下し、この日、最後に訪れたのは旧蟹田町。現在の外ヶ浜町役場もここに位置している。蟹田からは陸奥湾を走るフェリーが通っていて、下北半島の脇野沢へ行くことができる。ということも、今まではまったく知らなかった。脇野沢にはゆくゆく訪れたいと思っていて、このルートを実際に使うかどうか、まだ迷っていた部分はあったけれど、今日は風が強くて欠航していた。ただ、下北半島とも船で繋がっているということには驚くばかりだ。

道路脇に漁具もたくさん

海がそばにある暮らしである

漁船も

市街地へ

静かな時間が流れていた

外ヶ浜町役場
道中、道の両脇には漁具が溢れんばかりに積まれていて、海と共に暮らしがあることを感じる。いろんな土地の漁港へ行けば、漁具や漁船をたくさん見かけるわけだが、旧蟹田町ではふつうに道路沿いに漁具が並んでいたので新鮮だった。市街地の中央を蟹田川が流れ、住宅地も広がっている。かつては松前街道の宿場町であり、港としての役割も持ち、蟹田町奉行所も置かれていたという。それから今に続くまで、長く暮らしが続いてきたことを思う。
ちなみにこの日は津軽山脈が完全に天気をわけていて、西側は晴れ、東側は曇りもしくは雨であった。これで津軽半島の旅を終えたわけだが、ひとことに津軽半島といっても、地域によって雰囲気も気候も違うことを実際に感じたのだった。
(仁科勝介)

仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
仁科勝介公式Twitter:https://twitter.com/katsuo247
仁科勝介公式Instagram:https://www.instagram.com/katsuo247

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