BurningMan2011 アートカー(ArtCar)特集

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アメリカ・ネバダ州で開催された世界一の奇祭『BurningMan』が今年も終わった。 参加をしてみて一番に思ったことは「このフェスティバルの見所は何か?」という問いだ。  参加者が思い思いにイベントを行っているこのフェスティバルに、絶対にここにいるべきだ、見るべきだ、という答えは出しにくい。 敢えて言うならば『BurningMan』の会場である、ブラック・ロック・シティにいること、くらいだろうか。 しかし、それでは全く『BurningMan』のことを知らない方には想像がし難いだろう。 そこで今回は、ブラック・ロック・シティを訪れれば嫌でも目の当たりにする『アートカー(ArtCar)』について説明する。
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ブラック・ロック・シティは干上がった湖が舞台となっている為、砂埃が大変凄い。 その為というのもあるだろうが自動車での移動は大きく制限されている。 しかし『アートカー』とし認可が下りれば、その規制も緩和される。 今年登録された『ArtCar』の台数は522台。 その全てを我々も目撃した訳ではないが、その一部をご紹介しよう。

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映像をご覧頂ければ分かる通り『アートカー』とは非常に個性的な存在だ。 また見せるだけではなく、多くの住民を移動するのにも利用されている。 つまり(端から端まで歩けば優に1時間以上はかかる広大なブラック・ロック・シティを)移動するのに有効な交通手段でもあるのだ。 しかし『アートカー』は目的を持って移動している訳ではない。 そこは運転手と仲良くなるなどのコミュニケーションを計る必要もあるだろう。 個人的にオススメは「目的地に向かうのではなく、(アートカーが)着いたところが目的地なのだ」という気持ちで利用することだろう。 そこには面白い何かが待ち受けているだろうし、それを全力で堪能するのも『BurningMan』の楽しさでもあるからだ。

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『ArtCar(アートカー)』は正に存在する数だけ特徴があると思える程に個性的で機能も様々だ。 インパクト重視で派手派手しいネオンをまとった車や、炎を巻き散らせながら暗闇を疾走する(といっても徐行程度までの速度規制がある)車もあれば、工業用のダンプを改造したのであろう100人以上が搭乗可能な巨大船舶に”変身”した車もあった。 他にも南国の島をイメージし椰子の木が茂る正に”砂漠のオアシス”を提供している車もある。 そういった車はスピーカーも搭載し、さながら”移動するクラブ”といった趣だ。 また乗車人数こそ限られるが、代わりに調理器を搭載しポップコーンを配ったり、その場で焼きたてのピザを振る舞う車などもあって人々を目だけでなく舌でも楽しませてくれる替わりダネもあった。 更には自動車で電気を供給出来る点に特化し、モニタとコントローラのみを搭載した「移動式ビデオゲーム機」まで出現。 『ArtCar(アートカー)』とは正に何でもありの夢のマシーンなのだ。

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今年も豪華絢爛な『ArtCar(アートカー)』が登場したが、来年は更にパワーアップしたものが出てくるだろう。 聞けば制作に1年以上を要した車もあり今年間に合わなかった大物も存在しているかもしれない。 今年は終わって間もない筈だが、既に来年(そして可能であれば現地で直接)それらに触れられることを楽しみにしてしまう。 期待しよう。

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ひげおやじ

インターネットの賑わっているところに大概参加をしながら約20年。 ここ最近はニコニコなどの動画サイトを根城にしつつ、何だかよく分からない生活を送る。 生放送においては過去に、日本全国を生放送をしつつ巡ったり、ヨハネスブルグ、ジンバブエ、カザフスタンなど「そもそも回線は大丈夫なの?」といった場所から生放送を行ったことも。 しかし、一番好きな場所は『自分の部屋』とのたまう、自称「世界で一番忙しいニート」・「世界で一番仕事をしない自宅警備員」。

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