壇蜜さんインタビュー「私、面影フェチなんです」~マガジンハウス担当者の今推し本『どうしよう』
こんにちは、マガジンハウスです。今日はとっても色っぽいゲストにお越しいただいています……と聞いて多くの方が思い浮かべる女性がいるはずですが、その人で間違いないです。そう、壇蜜さんです~! ようこそいらっしゃいました!
壇 「こんにちは(アンニュイ)」
――――このたび『どうしよう』というエッセイ集を発売された壇蜜さんですが、文章の巧みさもさることながら、書かれている内容も、相当危なっかしくて面白かったです。コンビニで普通に買い物してたり……。
壇 「はい。特に7時から11時までの店の麺類には信用を置いてます。青と白の店ではから揚げを必ず買いますし。……レッドを」
――――イメージが! そんなわけで楽しく拝読したものの、私の上司(男)は、「理解できないところがあった」って言うんですよ。
壇 「そうですね、男の人には、不快な部分もあるかもしれないですね」
――――不快って(笑)。今日は直接、壇蜜さんにお会いできるというせっかくの機会ですので、本書を読んで「これは御本人に確認せねば」と思ったことを伺いますね!
壇 「はい」
――――まずこの本を読んだ誰もが、「男運、ひどい……」と思うはずです。特に“ネックレス拒否男”と“虚言癖があるよ男”と“弁当屋トラウマ男”(詳しくは本書で)の3人は、いずれも信じがたい男たちですが、実話ですか?
壇 「はい、どれも本当の話で……あ、それからネックレスの男と虚言癖が~の男は同一人物です」
――――そうなんですか。ほんっとひどい男ですね(笑)。
壇 「私がそうさせてしまうんだと思います」
――――……。
「勉強できないし、喋れないし、髪型がウォーズマン……」(本書<数字に弱い>より)だったという小学時代が想像つかないほど、クレバーで美しい壇蜜さんです。
――――では次に。<小銭の音>の章で語られる、「前から好きだった俳優のうちのひとり」ってどなたですか? 壇さんを動揺させるほどドキドキさせてしまう人って。あ、書かないほうがよければ書きませんので。
壇 「書いていいですよ、神保悟志さんです」
――――これまたえらいリアルなところが出てきましたね! ファンなんですか?
壇 「そうですね、神保さんはずっと好きですね」
――――なんか壇さんの口から神保さんの名前を聞くと落ち着かないです(笑)。顔がタイプなんでしょうか。
壇 「そうかもしれない……実は、昔好きだった男に顔が似ているんですよ。私はいつもそうなんです。“誰に恋をしても面影探してしまう”という、氷室京介さんの歌そのもので」
――――ということは、いつもその系統の顔の人に惹かれてしまうということでしょうか。
壇 「はい、面影がある人というか。面影フェチなんです」
――――面影の元ネタ、同じ系統の顔の大元は、昔好きだったというその男性なんですか?
壇 「それは……え~と……氷室京介さんかもしれない(笑)」
――――またヒムロック! 結局、氷室京介さんのことが好きなんじゃないですか(笑)。
「神保さんとはまだ実際にお会いしたことはないんです」。いつかお二人の共演が見たいですね。
――――顔のタイプはわかりましたが、ほかに、こんな男性に弱いっていうのはありますか?
壇 「魚フェチでもあるので、魚に詳しい人には弱いですね。あと語学! 語学堪能な人は好きです」
――――エリートビジネスマンみたいな?
壇 「う~ん、海外旅行のガイドとかですね。外国に行ったときに案内してくれる現地の男の人が、“ソコハアブナイデスヨー”とか日本語話しているのを聞くと、ああっと惹かれてしまいます」
――――そっちですか(笑)。ところで、本書でも色々な男性との艶っぽいようなそうでもないようなエピソードが綴られていますが、壇さんの初恋ってどんなお相手だったんですか。
壇 「それは7歳の時です。相手は20歳、母の従兄弟でした」
――――ちょっと意外でした。割とふつうっぽいですね。どこが好きだったんですか。
壇 「あまり子供扱いしてこなかったんですよね。部屋に一緒にいても、向かい合ってかがむような、子供相手の姿勢じゃなくて、こう後ろから……(と言って、そりに乗るように、脚を伸ばして座った人の脚の間に壇さんが座る)」
――――なんかそっちのほうがヤバい感じなんですが(笑)。その方は今どうなってるんでしょうか。
壇 「それがちょっと残念な人になっちゃってるんですよね…。どうも、“オレ、(壇蜜の)初恋の相手なんだよ”と吹聴しているようです」
――――それはムカつきますね(笑)。では最後に、ファンへのメッセージを……というのは月並みなので、壇さんのファンについて教えてください。どんな方々ですか?
壇 「私を応援してくださる方は……“ちょいちょい抱かれてます”とかいうことを私が言っても、その瞬間は“ひどい!”“ショックですー”とお怒りになるものの、こんな私のブログをずっと読み続けてくださり、ちゃんとイベントにも来てくださいます(にっこり)」
――――もう、ちょっとしたプレイなんですかね(笑)。今日はありがとうございました!
本を持つだけでもなんかぐっとくる壇蜜さんでした~。(写真・中島慶子)
今週の推し本
『どうしよう』(壇蜜 著)
ページ数:216頁
ISBN:9784838728329
定価:1296円 (税込)
発売:2016.02.18
ジャンル:エッセイ
[http://magazineworld.jp/books/paper/2832/]
ウェブサイト: http://magazineworld.jp/
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