VACANTにて都市とアートの関係を模索するプロジェクトがスタート。第1回のアーティストが決定
VACANTが、都市とアートをテーマに、3名のアーティストをフィーチャーするアートプロジェクト『VACANT VERNACULAR』を新たにスタートする。
このプロジェクトは世界各都市で活躍するアーティストによる展覧会やパフォーマンスを通し、その作品が持つ土着・地域性を探りながら、都市におけるアートの周辺環境とアーティストの関係を考察。今後の東京における、アートを通した都市とそこに住む人々の理想的な関係を模索することを目的としている。
今回はプロジェクトの第1回目として、ベルリンを拠点に活動する写真家、クリスティン・ロチャート(www.kristinloschert.com)による展覧会「Boxer」が選ばれた。ロチャートは従来のアナログプリントと写真現像プロセスの組み合わせに加え、写真マテリアルへの独自のアプローチで作品を制作を行っている。
2013 年制作のこの展覧会では、ドイツ民主共和国時代には広く知られたとされる西南ドイツの町ユーターボークのスポーツクラブにあるボクシングジムを撮影。無骨さ、自己超越(ファイティングポーズ)、脆さ、優しさは、それぞれ全く別物に見えるが、実は表裏一体の関係にある。ロチャートの写真には、彼女が「観察」を通して見た時代錯誤なジムとボクサーの姿が、その物理的な存在を超えて映し出されている。
『Boxer/VACANT VERNACULAR #1』
会期: 2016年2月19日 (金)— 3月20日 (日)
開館時間 : 12:00 - 20:00 (月曜休廊)
会場 : VACANT/GALLERY (東京都渋谷区神宮前 3-20-13 1F)
入場料 : 無料
主催 : VACANT
助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
後援:ドイツ連邦共和国大使館、株式会社グライド
詳細はこちら
『Boxer/VACANT VERNACULAR #1』
Schedule: Feb 19th Fri – Mar 20th Sun, 2016
Gallery hours : 12PM – 8PM (Closed Mondays)
Location: Vacant/Gallery (1F, 3-20-13 Jingumae Shibuya, Tokyo)
Admission: Free
Organized by Vacant
Sponsored by Arts Council Tokyo (Tokyo Metropolitan Foundation for History and Culture)
Supported by the Embassy of the Federal Republic of Germany & GRIDE
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