Waldmann『PARA MI(パラ・ミ)』太陽に近い色味の高級LEDデスクライトの優秀さを検証!
パソコンに蛍光灯、ブルーライト渦巻くオフィス環境は目に厳しい。そこで登場したのがWaldmann(バルトマン)社製高級卓上LEDデスクライト『PARA MI(パラ・ミ)』。4万円超えという価格には驚くが、太陽に近い色味でストレス低減が可能な人間に優しい高品質ライトだ。
コンパクトでフレキシブルに動くオフィスの自分専用サンシャイン
株式会社キャプテンインダストリーズ(東京都江戸川区)が販売するWaldmann(バルトマン)社製高級卓上LEDデスクライト『PARA MI(パラ・ミ)』(FTL102R・希望小売価格 税込40,824円・発売中)は、演色性にこだわりがある。
具体的には太陽が演色性Ra:100だとすると、この『PARA MI』は演色性Ra:85とかなり近づいている。そこが価格の高さの理由。限りなく自然光に近い穏やかな光によって、人間の体内時計を狂わせることなく明るさを得ることが可能なんだとか。
ちなみにバルトマン社の照明はアムステルダム証券取引所や駅構内などで採用されていて、ワーキングスペースの高品質照明ではドイツでは非常に有名なメーカー。
今回の『PARA MI』の用途も基本的にオフィス用途。震災後に注目されたのが”節電”だが、この『PARA MI』もそうした省エネ需要のもとに生まれた製品。部屋全体を煌々と照らすのではなく、必要なところに適切な量の照明を与えるという発想で、かっこよく言うとタスク・アンビエント照明というのだとか。
とにかく使ってみることにしよう。
製品は首もと以外に真ん中がカクッと曲がるタイプのダブルアームタイプのフォルム。丸くて薄い小ぶりな手鏡のような照明部とともに全体的に軽い。設置はテーブル脇などにクランプで取り付けるタイプ。
基本的に軽いので設置は楽々。一度取り付けて気が変わっても気軽に取り外してつけ直せる。スイッチは照明部の円の裏側にある。一回ポンと押せばすぐに点灯。もう一度ポンと押せばすぐに消灯。8WのLED照明は6角形に細かく配置されており、ふわっとした明かりが点灯する。
その色味は白色ギラギラ蛍光灯の刺激に慣れた身にはかなりマイルド。色温度4000Kの明かりは、少しだけ日が傾いたときのような穏やかな温かみのあるほんのり暖色系で、通常のデスクライトの「仕事しろ!」と叫ぶようなギラリとした光とは大いに違う。
書類仕事や読書シチュエーションで疲れない明かりを提供してくれる
直視すればそれは眩しいのだが、広範囲に広がるようにリフレクターの位置を調整しているせいか、ギラツキは最小限。LEDだけれど照明範囲も蛍光灯並みに大きく照らすので通常の書類仕事には不便はない。最初のうちこそ穏やかな色味の明かりに違和感を覚えるが、リラックスできる明かりのもとで白い紙も反射が少なく、書類や書籍の文字も読みやすい。
全体的な佇まいは「iFデザインアワード2015」及び「ドイツ・デザイン賞2016」というかなり難易度の高い受賞歴があるくらい洗練されたデザイン。ただ重厚さはなく、扱いやすいタイプの工業デザインの優秀なもの。試用したのは赤のモデルだがポップな色合いが楽しい。他にも白、黒、銀を合わせての4色展開。
取り扱いはヘッドの照明部分を鷲掴みして好みの位置にサッと誘導するのだが、軽いので自由度が非常に高い。もちろんLEDなので熱くないから気軽に触れることができる。さながら歯医者にある口の奥をフレキシブルに照らす照明のようである。と思ったら医療系の現場でも実際に使用されているんだとか。
もちろんオフィス用途だけでなく、家庭での使用にも適している。クランプを挟めるテーブルなどがあるのは必須だが、実際に使ってみると読書の際の使い勝手が秀逸。ボタン長押しの無段階調光で光量調節がこだわれるし、当たる角度も自在に変えられる。さらにそうした光量設定も一度決めたら次に点灯した時に覚えていてくれるのが地味に便利。
また読書が終わり、ヘッド部分をくるりと回転させて天井に向けた間接照明にトランスフォームさせることが可能なのが一番使っていて感動した。光を自在に操っているような妙な満足感がある。まるで小さい太陽を我が物にしたような。
まとめ:人間には優しいが、お財布には厳しい!?
性能、使い勝手ともに作り込まれていて盲点はほとんどないのだが、あえて言うならやはり価格が問題。こうしたデスクライトに4万円以上はたくのはかなり勇気がいるのではないだろうか。もちろんモノとしての魅力に溢れたデザイン・人間に優しい調光という価値は非常に高いのだけれど。
蛍光灯などのブルーライト満点のオフィス環境で、激務デスクワークにいそしんでいる人にはオススメ。オフィス全体で導入すれば疲れを引き起こしにくく生産性も高まるに違いないので、経営者サイドにもオススメだ。
購入はデザイン性の高い写真が豊富で見ているだけで楽しい公式ホームページや照明機器取扱電気店で可能。他にアームを折り曲げないで使用するシングルアームタイプもある。
お店に並ぶ新商品を実際に買って、使って、食べて、記事にしています。写真はプロカメラマンが撮影! 楽しいお買い物のナビゲーターとしてご活用ください!
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