【Interview】“買わなきゃよかった”はこれで解消!?購買後のミスマッチをなくす新サービス「Shopica」に大接近
京都の大学生を中心としたスタートアップチームの形成、サービスの立ち上げをサポートする企業、Campus(キャンパス)。ウェブマガジンをはじめ、これまでに数多くの学生向け事業を創出してきた。
そんな同社が新たに立ち上げたのは、購買後のミスマッチ解消を目的とする商品セレクションサービス「Shopica(ショピカ)」。商品のメリット・デメリットを、初心者でも理解できるよう、簡潔な言葉で表現。きめ細やかな記事の中に、若手ならではの鋭い感性が光る。
インタビューに応じてくれたのは、Shopicaディレクター/Campus Magazine編集長、藤下 和代(ふじした かずよ)氏。サービス考案の経緯から今後の展望まで、たっぷりと語ってもらった。
・親しみやすい文章で商品の特長を明確に記載
Q1:まずは、「Shopica」提供のきっかけから、お聞かせください。
例えば、使っていたパソコンが壊れたとします。このとき、多くの人にとって、新しいパソコンを買うことは、“面倒くさい”んですよね。
買い物って、本来楽しいことのはずなのに、電化製品となると、途端に気が重くなってしまう人が多いのはなぜかを考えました。その理由は、どの商品を選べばいいかわからない、あるいは売られている商品の違いがわからないからだと思います。
だったら、それらの情報がとっつきやすい形で書かれたサイトがあればいいのではないか。そこから生まれたのが、この「Shopica」です。
Q2:「Shopica」とは、どんなサービスなのでしょうか。
「Shopica」は、“買わなきゃよかった”をなくす、商品セレクションサービスです。
例えば、“カメラが欲しい”と思ってインターネットで調べれば、今や膨大な量の情報がヒットします。そこから正しい情報を選んで、自分にぴったりの商品を選ぶには、かなりの労力が必要です。
「Shopica」では、1つひとつの商品に関して信頼性が高く、妥当な情報をまとめた記事を作ることで、その商品分野に知識のないユーザーでも、自分に必要な商品をスムーズに選べるような仕組みを作っています。
商品とユーザーのミスマッチをなくし、誰もが自分に合った商品選びをできるようにすることが、私たちの目標です。
・客観性を貫くため、共通の指標で商品を判断
Q3:他の商品情報サービスとの決定的な違いは、どこにあるのでしょうか。
一貫した客観的視点での、商品紹介を心がけています。
ユーザー投稿型の口コミサイトでは、どうしても主観的になりすぎているレビューや、信頼性に欠けるレビューが散見され、そのせいで不用意に評価が下がってしまっている商品も、多数あります。
「Shopica」では、取り扱うすべての商品を共通の指標で判断し、書き手の主観が入らないように配慮しています。また、商品紹介を1つの記事のように見せることで、その分野に詳しくない方でも、とっつきやすいサイトになるよう工夫しました。
Q4:今後の展開について、教えてください。
まずは、提供する商品数・商品の種類を増やしていきます。最初は家電を中心に扱うつもりですが、今後はオンラインで買えるあらゆるものを、取り上げていくつもりです。
(将来的には)掲載する記事の精度を上げ、“買い物をするときには「Shopica」を見れば間違いない”と言っていただけるようなサービスに、成長させていきたいですね。
現在は、ノートパソコンとタブレットを中心に、200機種近い商品を掲載。偽りのない、公平なコメントは、購買時の大きなヒントになるだろう。
ウェブサイト: https://techable.jp/
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