恋人監視アプリは韓流だった! 海外では逮捕の前例あり

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恋人が今どこにいるのか分かってしまうスマートフォンの追跡アプリ『カレログ』が話題だ。現在の位置情報を把握することができるほか、有料のプラチナ会員になると、相手の携帯電話の通話記録まで入手できてしまうというものだ。インターネット上では、プライバシーの侵害ではないかと否定的な反応を示す人も多く、議論を巻き起こしている。だが、お隣韓国は、恋人への束縛・監視が当たり前の国。『カレログ』のようなアプリはすでに多数登場しているようだ。

リアルタイムで恋人の位置を把握する「悪魔のアプリ」

昨年登場して以来、話題を集めているのがスマートフォン用アプリ『オッパミッチ(お兄ちゃんを信じているよね)』。韓国では、恋人監視アプリの中で最も有名なアプリといえる。相手が今どこにいるのがリアルタイムで確認することができるのだが、恋人同士のトラブルが相次ぐことから「悪魔のアプリ」、「破局アプリ」とも呼ばれている。

もちろん、対策アプリも登場。『オディゲ』というアプリは、利用者が実際にいる場所とは違う、事前に指定した任意の場所を相手に表示する。つまり、恋人と位置追跡アプリを使っていても、これを使えば相手にうその場所を教えることも可能。だが、ここまでくると、いたちごっこといえる。

偽の通話記録を作るアプリ

恋人に電話履歴をチェックされて困っている人も多いのではないだろうか?そんな人のために開発されたのがAndroid用アプリ『偽通話記録製造機』。その名の通り、通話記録を自分が好きなように作ることができる。通話の開始時間から何分通話していたのか、さらに受信、発信、不在着信まで細かく指定できてしまうという。ただ、韓国語のみなので、利用は少し困難かもしれない。

すべて丸みえ…最強の恋人追跡アプリ 逮捕も……

恋人の行動、考え、友人関係、すべてを知り尽くしたいという願望を叶えてくれるのが『カップル覚書』。恋人同士がアプリを設置し、互いを認証すれば、位置共有、位置追跡、通話内容、メッセージ共有など恋人の行動がすべて監視できてしまう。恋人監視アプリの中で「最も恐ろしいアプリ」と呼ばれるのはそのせいだ。また、特定の場所に相手が到着するとアラームで知らせる機能が付いていたり、通話やメッセージ内容を監視する機能まであるというから驚きだ。

少し恐ろしくも感じてしまう韓国の恋人監視アプリだが、当然韓国では「なんでこんなアプリを作ったんだ」といった声や、違法性を指摘する意見もある。

実際に、『オッパミッチ』を作った開発者キム氏(25)は、2011年6月18日、ソウル九老警察署に、放送通信委員会に申告なく他人のスマートフォン位置情報(GPS)を利用したサービスを数十万人に提供し、合法的な手続きで利用者に同意を得なかった容疑で立件されている。

『カレログ』サイトには「お詫び」が掲載

一方、8月28日に公開されたばかりの『カレログ』だが、すでに公式サイトには「お詫び」の文章が載っており、「一部からは『男性差別を助長する』『男には何をしても良いのか』というご意見も賜りました。アプリ名『カレログ』からのイメージもあると思いますが、私どもにはそのような偏った思想はございません」と説明している。

インターネットでは今も賛否両論の議論が続いている。カップルを支援するはずのアプリだが、こういったものを使うことによって破局を招く可能性もあるのではないだろうか。

※画像:マネートゥデイ及び『カレログ』公式サイトより引用。

※この記事は、ガジェ通ゴールドラッシュの「朴美奈」が執筆しました。[リンク]

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