カネゴンが渋谷のカフェ店長に就任「レジのお金は食べません」

怪獣カネゴンと怪獣絵師・開田裕治氏

 『超天然色ウルトラQ』と東京・渋谷PARCO Part1のカフェ「moph」が2011年8月26日、「カフェ・ド・カネゴン」をオープンさせた。オープニングイベントでは、空想特撮ドラマ『ウルトラQ』に登場したお金を食べる怪獣・カネゴンが同カフェの店長に就任。「レジのお金は食べない」と誓った。

 カフェは、空想特撮シリーズ第1弾『ウルトラQ』をハイビジョンデジタルカラー化した『超天然色ウルトラQ』のブルーレイとDVDの発売を記念したもので、9月7日までの期間限定オープンとなる。オープニングイベントには、カネゴンのほか”怪獣絵師”として知られるイラストレーター開田裕治さんも駆けつけた。

インタビューに応じるカネゴン

 カフェのオープン期間中の土・日に3回ずつ、店長として接客する怪獣カネゴンは、お金にとりつかれた人間が姿を変えた怪獣で、紙幣や硬貨を食べることで知られる。会場でインタビューを試みたところ、カネゴンは快く応じて受けてくれた。

■カネゴンにインタビュー

原画展でのカネゴン

――カフェのオープン、おめでとうございます。「カフェ・ド・カネゴン」にはどんなメニューがあるのですか?

 「カネゴンカフェラテ」、「モフモフペギラ(ケーキ)」、「激辛!?ウルトラQカレー~2011年の挑戦~」 など、ヤングな女の子からQ世代のおじさん達まで楽しんでいただける美味しいメニューがいっぱいです。

――「Q世代」というのは空想特撮ドラマ『ウルトラQ 』を観ていた人たちのことですね。若い人たちは『ウルトラQ』を知らないと思います。その魅力を教えてあげてください。

 ウルトラQを知らない人たちが? いる??? そうなんですかっ!? 『ウルトラQ』のない人生は、「お年玉」のない人生のようなものですのでぜひ観てください。

――その『ウルトラQ』をカラー化する際には、膨大な時間がかかったと聞きました。カネゴンは何かお手伝いしたのですか?

 部分的ですが、重要なパートの監修を担当しました。1円玉のクールな白銀、5円玉の稲穂のような金色、10円の重厚な銅色、50円玉の再現のため・・・グー・・・すみません、お腹が鳴っちゃいました。

「カフェ・ド・カネゴン」のメニュー

――では「カフェ・ド・カネゴン」でのお勧めメニューを教えてください。

 やっぱり「カネゴンパンケーキ」ですね。周りに飾られた<お金>が本物かと思ったらバナナでしたけど。

――カフェを訪れようと思っている方にメッセージはありますか?

 お友達を誘って皆で遊びに来てください。そしてたくさん食べて、お金を使ってくださいね!! 店内に「カネゴン神社」設置しておきましたので、お賽銭も沢山入れてください。御利益? さあ・・・、
それはあなた次第ですよ~。

――そのお賽銭や、レジのお金を食べたりはしませんよね?

 た、食べませんよ!! カワイイ店員さんがジーッと見張っているので、絶対そんなことしません。

――やっぱりお金が大好きなんですね。今の時代、お金に困っている人はたくさんいると思うのですが、そうした人たちにひとことお願いします。

 お金はあればあったでお腹が一杯になりますが、やっぱり持つべきものは「友」だと思うんです。「金の切れ目が縁の切れ目」なんて寂し過ぎるじゃないですか。友達を大切に、人に優しくしましょう。「金は天下の回りもの」、絶対になんとかなりますって!

◇関連サイト
・moph Inc. ‐カフェ公式サイト
http://www.moph.jp/
・総天然色ウルトラQリターンズ 怪獣絵師 開田裕治とTOYの世界 ‐イベント公式サイト
http://m-78.jp/q/returns/
・円谷ステーション‐円谷プロダクション ‐公式サイト
http://m-78.jp/

(西川真帆、佐竹祐哉)

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