刑務所で受刑者のおかずを減らした看守部長を戒告処分 ネットで話題に

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26歳以上で刑期10年未満の者を収容する滋賀刑務所

 滋賀刑務所は2011年8月12日、受刑者の食事の量を減らしたとして看守部長を戒告処分にしたと発表した。看守部長が食事を減らしたのは、受刑者が20分の規定時間内に食事を終えられなかったことが理由だという。このニュースがインターネット上で話題になっている。

 新聞各紙の報道によると、食事を減らされたのは50歳代の男性受刑者。3月28日から4月14日のうち7日間、計20食分の食事でおかずを3分の2ほどの量に減らされていた。看守部長が配膳を行う別の受刑者に指示していたという。受刑者本人がほかの看守に訴えたため、本件が発覚した。

 このニュースについて、インターネット上ではさまざまな声があがっている。「わずかな楽しみを。食事制限(が)付いている奴はかなり厳しいはずだ」という意見もあれば、「ワロタw小学校かよw」という声もあった。

 取材に対し滋賀刑務所の広報担当者は、看守部長を戒告処分にした理由について、「不適正な処遇をしたから」と説明した。規定時間内に食事を終えられない受刑者がいる場合、食事時間を延長する、軟食に変更するなどといった対応をすることはあるものの、おかずを減らすという対応はすることはないという。看守部長が量を減らしたのは、カレーやシチュー、煮物などだった。同刑務所では、毎月の献立会議で食事の献立を決定。受刑者からの要望も聞いている。最近では「ちくわの天ぷらがおいしいから、増やしてほしい」という要望があったという。

(佐竹祐哉)

◇関連サイト
・施設のご案内(滋賀刑務所) – 公式サイト
http://www.moj.go.jp/KYOUSEI/KEIMUSAGYO/sagyo/sisetu_shiga.html

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