「マクロス」の美樹本晴彦氏、「リボンの騎士」を描く
『超時空要塞マクロス』などの作品でキャラクターデザインを担当したイラストレーターの美樹本晴彦氏が2011年8月5日、手塚治虫作品をさまざまなクリエイターが”萌え”と”妄想”でリメイクするという企画展「osamu moet moso」とニコニコ生放送とのコラボ番組「『osamu moet moso』夏休みスペシャル」に出演した。美樹本氏は手塚治虫作品『リボンの騎士』のイラストを披露し、手塚氏の思い出を語った。
「osamu moet moso」では”萌え”や”妄想”が一つのテーマとなっている。美樹本氏は自らを「萌えと言われてもピンとこない世代(笑)」としながらも、『リボンの騎士』のイラストを披露すると、視聴者からは「萌え」「かわいい」などのコメントが飛び交った。美樹本氏は手塚治虫作品について、「絵柄が見やすいので、一見すると健康的な話が多いと思われるけど、結構ダークな部分が多い。意外と刹那的だったりとか。そういうところが奥が深くて好き」と語った。
また、美樹本氏が手塚氏との思い出を振り返る場面も見られた。
「アニメの仕事をしているとき、『鉄腕アトム』のカラー版の仕事をさせていただいて、作画の打ち合わせで手塚プロに行ったことがあって、その時に仕事場の奥を手塚先生が通っていくのを見かけたんです。いつものベレー帽をかぶっていなかったので、『あれ、今のは?』って(笑)。とても話しかけるとかそんな立場ではなかったです。畏れ多いですよ」
最後に、美樹本氏はイラストレーターを目指している人たちに向けて「僕の学生時代、周りに上手い人が多かったので、自分はなれないと思っていたんですが、たまたま良い機会に恵まれたおかげで、こうして描かせてもらっています。あきらめずに続けていけば、評価してくれる人がいますので」とエールを送った。
(鏡)
◇関連サイト
・[ニコニコ生放送] 美樹本氏の描いた「リボンの騎士」から視聴 – 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv58024443?po=news&ref=news#06:10
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