30歳の専門学生の面接をSNSで実況し炎上 会社側は「虚偽の実況中継」と説明 実在しなかった面接?

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30歳専門学生の面接をSNS『Google+』にて実況したとしてネット上で炎上し話題になったが、このことについてネットマイルは「虚偽の『面接の実況中継』」と説明している。

この事件は、8月9日にネットマイルの管理本部所属経理担当者が面接の内容をSNSにて実況したことが判明したもの。その内容は「30歳の年齢で専門学校を今度卒業に来る人が新卒の面接に来た・・・どうしようw」と言うものだった。そこまでならあまり問題ないように思えるが、ここから先さらにエスカレートしていき、「ノートでG+で実況するかw」と実況を宣言。周りの人も「実況してーw」と煽り実況することとなったのだ。実況の内容は「自己紹介中だけど慣れてるから笑わない『ぼっぼくは・・○○専門学校からきた、○田慎ん吾です』噛みまくりだよww そして声が小さいよ」と実況を開始したのだ。

こんな実況がネットで発覚し大炎上となった。『Google+』には本名で登録していたため、すぐさま『Facebook』も発覚し会社名も割れてしまった。そんなネットマイルは本日、昨日起きた件について、自社のサイトにて“SNSにおける弊社社員による不適切な書き込みについて”という報道リリースを掲載。

そこには次のように書かれている(一部抜粋)。

・2011年8月9日(火) 16時過ぎから17時過ぎにかけて、弊社管理本部所属経理担当の男性社員(27才)が、SNSのGoogle+において、自らを弊社の「採用担当者」を装い、実際には存在していない「30歳の専門学校生」を面接しているという、虚偽の「面接の実況中継」を実施。
・同日 21時20分頃から「2ちゃんねる」等で話題となり、24時までにクレームのメール約50通が届く。
・同日 23時 社内で対応策を検討開始。
・同日 23時頃 社内で緊急調査を行った結果、弊社の当該男性社員が、Google+において虚偽の書き込みを行っていたことが判明。
・同日 23時8分 すでに帰宅していた当該社員に対し、直属の上司が電話。当該社員が虚偽の書き込みを行ったことを認めた。当該社員は「SNSでの私的な発言が、これほど話題になるとは考えていなかった」と弁明。
・2011年8月10日 0時20分、当該社員が、Google+のアカウントを抹消し、虚偽の「面接の実況中継」の書き込みを削除。
・同日4時15分までに 弊社サイトへの「お詫び」掲載作業を完了。
・同日4時55分頃 弊社の採用専用ツイッター公式アカウントで「お詫び」を掲載。
・同日9時20分 弊社の内定者ならびに面接予定者に事情説明を開始。
・同日9時30分 取引先に事情説明を開始。

上記の中で気になる点があるだろう。それは「自らを弊社の“”採用担当者”を装い、実際には存在していない“30歳の専門学校生”を面接しているという、虚偽の“面接の実況中継”を実施」という個所だ。要約するならば、この人物は経理担当であり採用担当でなかった、そして30歳の専門学校生も存在しなかったということになる。ではこの男性は何のためにこのような実況を行ったのだろうか。

ネット上では「隠蔽か」「専門学校生に金積んだのか」と書き込みがされており事実はうやむやなままだ。

SNSにおける弊社社員による不適切な書き込みについて

※この記事は、ガジェ通ゴールドラッシュの「ソル」が執筆しました。[リンク]

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