Facebookがメッセージに特化したスマートフォン向けアプリ『Facebook Messenger』をリリース
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Facebookは、『iPhone』やAndroidなどのモバイル向けアプリとして『Facebook Messenger』の英語版をリリースしました。『Facebook』アプリとは別に、メッセージのやりとりに特化したアプリで、iOS 4.0以上とAndroid 2.2以上に対応。英語版『iTunes Store』『Android Market』で無料で公開しています。
Facebook公式ブログによると、メッセージの送受信をモバイルで行うことが主流になりつつある背景を踏まえて、よりシンプルでスピーディなモバイル向けメッセージングアプリとして『Facebook Messenger』をリリース。スマートフォンのアドレス帳に登録している友人、Facebook上の友人へのメッセージ送信に加えて、少人数のグループを作成してグループチャットを設定できる機能を組み込みました。
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『Facebook Messenger』では、Facebookメッセージのみならず、メール、チャット、SMSなどすべてのメッセージ履歴を一括して管理可能。メッセージには、位置情報を付けることもできるため、お互いがどこにいるのかを地図上で確認し合うこともでき、写真を添付して共有しコメントしあうなどのコミュニケーションも楽しめます。
同アプリの開発は、Facebookが今年3月に買収したメッセンジャーアプリ『Beluga』開発チームが手がけたようです。ちなみに、『Beluga』の3人の創業者は元Google社員。FacebookとGoogleのメッセージングサービス、電話&ビデオチャット分野での競争は人材獲得の段階から行われているんですね。今後、Facebookからどんなアプリが出てくるのか楽しみです。
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京都在住の編集・ライター。ガジェット通信では、GoogleとSNS、新製品などを担当していましたが、今は「書店・ブックカフェが選ぶ一冊」京都編を取材執筆中。
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