“空飛ぶパンツのようなもの”を作ったSF作家 「ニコニコ技術部はバカを一生懸命やるから感銘を受ける」

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「空飛ぶパンツのようなもの」を作ったSF作家・野尻抱介さん

 高い技術力で趣味の世界を具現化し、ニコニコ動画に投稿する「ニコニコ技術部」。そのメンバーで、日本を代表するSF作家の野尻抱介さんがインターネットで活躍するクリエイターを応援するテレビ東京の番組「ドリームクリエイター(司会:百花繚乱、繁田美貴テレビ東京アナウンサー)」に出演。番組の収録風景が2011年8月7日、ニコニコ動画で生放送された。野尻さんは「ニコニコ技術部」の魅力について、「誰かがバカなことを一生懸命やって、才能を浪費する。それに他の人が感銘を受ける」ことだと語る。

 この日の番組では”インターネットで活躍する技術者たち”を特集。ゲストの野尻抱介さんは『ロケットガール』『太陽の簒奪者』などで知られるSF作家でありながら、「尻P」として「ニコニコ技術部」でも活動している。

 「ニコニコ技術部」は、高い技術力で趣味の世界を具現化し、それをニコニコ動画に投稿する人たちの集まりで、メンバーのひとりである野尻さんは「空飛ぶパンツのようなもの」を投稿して話題を呼んだ。これは、アニメ「そらのおとしもの」からインスピレーションを受けたという作品で、同作のエンディングと同様、パンツ状のものを空に飛ばす様子を映している。野尻さんは、「アニメの中にあるものが実世界に飛び出してきたらワクテカするじゃないですか」と、制作意図を語り、

「ニコニコ技術部というのは、誰かがバカなことを一生懸命やって、才能を浪費する。それに感銘を受けるから、引き継がれて派生していく」

と分析した。

 番組ではこのほか、CGMキャラクター(消費者生成メディア)”くぎうまちゃん”の声優である水野らむねさんと、番組ADのマスク姫さんのCDデビューを受け、2人のデュオ名が募集された。また、同じくゲストの新生アイドル研究会”BiS”の動画が紹介されたり、人気ボカロPのryoさんの最新曲「積乱雲グラフィティ」のPVがテレビメディアとして初公開されたりするなど、多数のクリエイターが取り上げられた。

(鏡)

◇関連サイト
・[ニコニコ生放送] ニコニコ技術部の紹介から視聴 – 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv58251378?po=news&ref=news#3:48
・ドリームクリエイター公式サイト – テレビ東京
http://d-creator.jp/
・[ニコニコチャンネル]ドリームクリエイター
http://ch.nicovideo.jp/channel/ch23

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