[PR]下り300Mbpsで混雑する場所の通信を快適にするドコモの『PREMIUM 4G』 担当者に高速LTEを支える技術と今後を聞く

[PR]下り300Mbpsで混雑地域の通信を快適にするドコモの『PREMIUM 4G』 担当者に高速LTEを支える技術と今後を聞く

NTTドコモは、2015年3月に下り最大225Mbpsで運用開始した高速通信サービス『PREMIUM 4G』をさらに高速化。下り最大300Mbpsの運用を10月29日から開始しました。一見、速度の上限を上げる通信の高速化が目的のように見える300Mbpsの運用ですが、実は“混雑する場所でより快適に利用できる”ことを重視しています。ドコモの担当者に、今回の高速化の狙いと今後の展開について取材してきました。

高速通信を実現する“キャリアアグリゲーション”と“高度化C-RAN”

『PREMIUM 4G』は、“キャリアアグリゲーション”と“高度化C-RAN”という2つの技術に支えられて高速通信を実現しています。キャリアアグリゲーションは、複数の周波数帯の電波を束ねることで高速通信を可能にする技術。運用開始当初は下り最大150Mbpsの1.7GHz帯と下り最大75Mbpsの800MHz帯の2種類の電波の組み合わせ、下り最大112.5Mbpsの1.5GHz帯と2GHz帯の組み合わせの2パターンで下り最大225Mbpsを実現していました。

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2種類の電波を組み合わせるキャリアアグリゲーションに加えて、下り最大112.5Mbpsの2GHz帯、下り最大112.5Mbpsの1.5GHz帯、下り最大75Mbpsの800MHz帯の3種類の電波を組み合わせることにより、下り最大300Mbpsという高速通信が実現。

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4種類の電波を基に、全6パターンの組み合わせのキャリアアグリゲーションで高速通信を提供しています。

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このキャリアアグリゲーションの組み合わせを、対応する端末に適切な状態で提供する仕組みが“高度化C-RAN”です。基地局のエリア内にある端末が最も快適に通信できる組み合わせの電波を提供しています。

混雑する場所を重点的に強化

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300Mbpsの『PREMIUM 4G』のエリア展開や今後について、同社ネットワーク部 技術企画部門 通信網企画担当課長の尾崎康征氏と、ネットワーク部 技術企画部門 通信網企画担当の高瀬啓輔氏に伺いました。

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300Mbps対応の基地局は、10月29日に日本全国で一斉に運用を開始したとのこと。「既に全国の410都市で『PREMIUM 4G』対応の基地局を設置済みだったので、ロケットスタートが可能だった」(尾崎氏)。

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では、どのような場所を重点的に300Mbpsへ対応しているのでしょうか。まず利用者が多く、通信が混雑する駅などを重点的に強化しているのだとか。前述のように、速度の上限を上げることだけでなく、混雑する場所でも快適に通信できるようにすることを重視しています。

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たとえば渋谷駅では、通勤客が多く利用する8時台と18時台に実効速度が下がることもありましたが、『PREMIUM 4G』の運用開始により快適な速度を保てるようになりました。

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品川駅のように様々な路線が乗り入れ利用客が多い駅では速度を出すのが難しかったそうですが、『PREMIUM 4G』の導入により110Mbpsの高速通信を実現。2014年10~11月に調査したLTEの速度14Mbpsと比べて7.9倍に伸びています。山手線の主要駅では平均で約8倍の高速化を達成しているとのこと。

対応基地局は3月末で1万8000局へ 対応端末も拡充

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『PREMIUM 4G』対応の基地局数は、2016年3月末までに1万8000局を予定。県の中心部やイベント会場を重点的に整備を進めていくそうです。

iOS/Android向けに提供している通信の速度計測アプリ『ドコモスピードテスト』も、基地局の整備で重要な役割を担っているとのこと。測定場所や周辺の実効速度を計測し、快適に利用できない可能性のある場所には対策していく方針なので、ドコモユーザーは積極的に利用してみるとよさそう。累計で50万ダウンロードされ、791万回の計測実績があるそうです。

端末側では、今のところスマートフォンの『AQUOS ZETA SH-01H』のみが下り最大300Mbpsの通信に対応していますが、2016年3月にはWi-Fiルーター『Wi-Fi STATION N-01H』が対応予定。その後も対応端末のラインアップは増えていくものとみられます。

3.5GHz帯の活用から5Gへ

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2016年には、さらに3.5GHz帯の電波が運用を開始し、下り最大370Mbpsの速度を実現する予定。その後は端末側で複数のアンテナから異なる信号を同時に受信するMIMOを高度化すること等により、現在の周波数リソースでも下り最大1Gbpsまで高速化が実現できるそうです。

4Gの次世代の技術である“5G”は、「まだ技術をどうするか議論している」(尾崎氏)としつつも、「移動しながら、大人数で使うという実用をイメージした検討ができるフェーズに来ている」とのこと。実用化すれば数Gbpsという高速通信が可能になる5G。『PREMIUM 4G』同様、今後の動向に注目しておいた方がよさそうです。

PREMIUM 4G(TM) | エリア | NTTドコモ
https://www.nttdocomo.co.jp/support/area/premium_4g/

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宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます

ウェブサイト: http://mogera.jp/

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