新型インフル停留措置者に、休業補償はおこなうべき? ネット利用者にアンケート
あなたがもし、海外への旅行から帰国し、空港で「新型インフルエンザの可能性がありますので10日間成田空港で停留となります」といわれたらどう感じるだろうか? しかも翌日から重要な仕事をたくさん抱えていたり、大事なテストがあるとしたら?
今、実際にそのようなことが成田空港近くのホテルで起きている。大阪府の府立高校関係者と乗客乗員あわせて49人がホテルに停留措置となっているのだ。ホテル代や食事代は国が負担するそうだが、その間、外出は禁じられ授業やテストは受けられないし、仕事を持っていても仕事に行くことはできない。
報道によれば、このホテルは6月末まで厚生労働省が全館借り切りとなった。もちろん面会は不可能。食事も他の人と離れた状態でとらなくてはならならず、毎日、防護服を来た医師が複数たずねてきて問診がおこなわれているそうだ。なんだかSF映画みたいな風景を想像してしまう。
これらの措置は国内に居る者としては心強い。だが停留することによって仕事に行けず、場合によっては収入が減ってしまう人も出てくるだろう。にもかかわらず、国による停留措置者に対する休業補償はないとのこと。このことについてネット利用者はどう考えているのか、アンケートをとってみた。
(5月11日実施、2000名対象、コッソリアンケート)
・休業補償をおこなうべき 49.8%
・休業補償は必要ない 35.5%
・わからない・答えない 14.8%
なんと、休業補償をおこなうべきという答えが半数近くに達した。
回答者の意見をみてみよう
・この時期に遊びに行って、感染したから保障しろとかふざけんなよ。
・みんなの利益のために、少数の人の行動や財産を制限するなら、それ分みんなで補償するのは当然だろうに。
・休業補償は不要だよ。つか、ホテル代、飯代も本人負担で良いと思う
・自分が感染して隔離されたら、って考えるとやっぱり補償してほしいなぁ
・保険をかけずに、渡航するヤツの気がしれない。
・補償がないのが知れ渡ると虚偽申告なんかがまかりとおるようにならないか?
・某商社なんかの場合、仕事で海外出張した人は、「1週間出社に及ばず」とされて自宅待機しているよ。マジで。
・病気による休業補償は生命保険か労災の範疇だと思うんだよ
・あんだけ警告してるにもかかわらず対策を怠った本人の責任
今回の新型インフルエンザの感染が世界的に拡がっているのは事実だけれども、病状をみる限り、毎年冬になるとやってくる季節性インフルエンザと比べても特に症状が重いということはなく、たいていの場合家で寝ていれば治る程度のものという話もあるようだ。症状が軽いというのは幸いなことではあるが、では発症していない人を含んだ上での10日間の停留措置は適切なのか、という疑問もでてくる。しかし今回、厚労省はあくまで大事をとる考えのようだ。このネットの声が国民の声となってひろがれば、わたしたちの安全のために10日間停留した人たちへなんらかの補償が実現する日がくるのかもしれない。
協力:コッソリアンケート
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トンチの効いた新製品が大好き。ITベンチャー「デジタルデザイン」創業参画後、メールマガジン発行システム「まぐまぐ」を個人で開発。利用者と共につくるネットメディアとかわいいキャラに興味がある。
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