ニンテンドーDSi用マジコン登場! その名も『R4i』!
ニンテンドーDSのゲームデータをインターネットや光ディスク、ゲームソフト経由でコピーし、ゲームソフト自体を所有していなくともゲームで遊べてしまう違法性の高いゲームコピー機『R4』。通称・マジコン(マジックコンピュータの略)と呼ばれているこの機器に関して、任天堂が輸入販売元と裁判で闘い勝利。日本での販売や輸入を禁止することを実現させた。また、ニンテンドーDSやニンテンドーDSliteでは『R4』が使用できたものの、ニンテンドーDSiにグレードアップしてからは、『R4』が使用できなくなっていた。
しかし! ここにきて海外ではさらなる進化を遂げた2種類の『R4』が誕生。そのうちのひとつが、ニンテンドーDSiでも使用可能な『R4i』である。ガジェット通信編集部は、タイ人の通訳が偶然にも所持していた『R4i』を間近に見ることができたので、独自取材で入手した新『R4』のスペックとあわせて詳しく報告する。
従来の『R4』は海外ですでに値崩れしており、タイでは1個200~400バーツ(600~1200円)で売られている。ニンテンドーDSiでは使用できないとされているうえ、日本では事実上の違法な品物として扱われている。次に『R4 SDHC』という新機種もあり、これはデータのハイスピード転送が可能なSDHCカードに対応しており、快適にデータの出し入れができるというもの(違法性が強いので快適にやってもらっちゃ困るが)。価格は600バーツ(1800円)ほどで、いまいちばんの主流になっている『R4』シリーズだという。そして最新マジコンが、ニンテンドーDSiでも使用可能な『R4i』だ。これは800バーツほどで売られており、市場にもあまり出回っていないという。
偶然にもゲームマニアだというタイ人のコーディネーター兼通訳のポルポムさんは『R4i』を所持しており、当取材班に見せてくれた。実際、タイ・バンコクの世界最大級の違法コピーマーケットでも売られていたが、1店舗でしか売られていなかった。
とにかく、所持していないゲームソフトをコピーして遊ぶことを目的とした使い方をしている人が多くいる『R4』は、ゲーム業界にとって大きなダメージを与える存在であるのは確かだ。任天堂がいかにコピーできないように仕組みを作ったとしても、イタチゴッコのようにさらなるパワーアップを遂げた『R4』が登場してしまう。この流れをなくすためには、どうすればいいのただろうか? ゲーム業界の解決するべき大きな問題のひとつである(このニュースの詳細記事はこちら)。
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