マンガ『闇金ウシジマくん』に学ぶ、仕事をしていく上で最も大切にしたい言葉――大事なことは全部マンガが教えてくれた
©Shohei Manabe / 小学館
「マンガ」のあるシーン・ある言葉に、ハッと気づきを与えられたこと、勇気づけられたこと、ありますか?
普通に仕事をしているだけではなかなか気づくことのできなかった考え方など、「マンガから学べた!」ってこと、あると思います。そんな仕事に人生にジンジン効いてくるマンガの1フレーズを、筆者の独断と偏見で選定、解説までしてしまうこのコーナー。
今回は、闇金を舞台に人の心を鋭く描くマンガ『闇金ウシジマくん』(©真鍋昌平/ 小学館)より、仕事をしていく上で最も大切にしたい言葉をご紹介します。
誰かに頼みごとする時の基準となるもの
仕事をしていく上で大切なことを思い浮かべたとき、スキル、知識、人脈、コミュニケーション力など、いろいろな要素が頭に浮かびます。その中でも特にひとつを挙げるなら、『信用』ではないかと思っています。
スキルや知識などは大切ですが、それらは目に見えない要素。限られた接点の中で、スキルや知識などがあると「感じ」て、その人のことを信用して初めて、仕事が生まれるのではないでしょうか。
そんな、仕事をしていく上で最も大切にしたい1フレーズがこちら!
一度なくした信用取り戻すのは、最初に信用作るより大変なんだ
©真鍋昌平 / 小学館
©真鍋昌平 / 小学館
暴走族のバイクを盗んだ上に、壊してしまったマサルは、そのお金を払うために闇金を営む丑嶋のもとで働くことになります。名簿屋から買ったリストにひたすら電話をかけ続け、徐々に認められるマサル。しかし学校も行かず、ロクに仕事もしていなかったマサルにとって、闇金の収入はかなり大きなもので、次第に羽目を外すようになっていきます。
そしてついに、丑嶋の保有する顧客データを密かに持ち出し、丑嶋のところで学んだ手法を使って、自分で勝手に稼ぎ始めるようになるのです。
しかしその『副業』をやっていた仲間に裏切られ、以前バイクを盗んだ暴走族に殺されかけてしまいます。窮地に立たされたマサルを救ったのは、丑嶋の事務所で面倒を見てくれた先輩。命を救ってもらい、深く反省をしたマサルは、顧客データを盗んだことを丑嶋に謝りたいと申し出ます。
行き場を失ったマサルは、丑嶋に会うと土下座をしながらまた雇ってほしいと願い出ます。そんなマサルに対して丑嶋が言ったのが上記の言葉です。
想像以上に仕事は「信用」で成り立っている
よく言われることですが、信用というのは築くのは難しく、失うのは一瞬だといいます。
ビジネスをしていく上で、信用というのはとても大切なもの。最も大切で、重いもののひとつです。相手の置かれた状況や、考えていることのすべてを把握することができない中では、限られた情報から相手が信用できるかどうかを見極める必要があります。
そんな中で相手からの信用を裏切るような行為をしてしまえば、築いてきた信用が失われるのはまさに一瞬。どれだけ謝罪をしたとしても、結局「また裏切られるのでは?」という疑念をぬぐい切ることは難しく、一度裏切った相手から再び信用されるようになることは、本当に困難なことです。
自分の仕事や評価というのは、自分が思っている以上に「信用」で成り立っているものです。スキルを身につける、知識を蓄えるといった努力もとても大切ですが、まずは何よりも一度獲得した信用を失わないようにする努力、注意を怠らないようにすることが大切なのだと心に刻みましょう。
監修:リクナビネクストジャーナル編集部
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