『NOLTY U 365』手書きの逆襲⁈ 1ページ1日タイプの大きめ手帳ならきっと毎日を大切に生きていきたくなる!
昭和のビジネスマンたちのタイムマネジメントを一手に引き受けていた「能率手帳」をルーツに持つ2013年スタートの手帳ブランド「NOLTY(ノルティ)」。その中でも1日1ページ、きっちり書き込みたいというヘヴィユーザーに好評なのが、日本能率協会マネジメントセンター(東京都中央区)による『NOLTY U 365』(188×118mm・希望小売価格 税抜2780円・発売中)。2016年1月から始まるタイプが登場した。
手帳と言っても「能率手帳」の時代を経て、バブル期にはシステムダイアリーが主流となり、今ではスマホでデジタル管理をしている人も多いだろう。それでも未だ紙の手帳は根強い人気がある、なぜか。
それは恐らく、手書きの魅力ということに尽きる。スマホでフリック入力することでも予定を管理するには用が足りる。だが、ペンを使って書き込むことで、活字のようなデジタルフォントと違い、ニュアンスが込められる。例えば、「●●と食事」と単純なスケジュールにしても、走り書きになっていれば書き込んだ時に急いでいた自分を思い出す。筆圧が強く下に二重線でも引いてあれば大切な人と会う大事な予定だということが直感的にわかる。つまり記憶に残りやすく、ニュアンスを描きやすいのが紙手帳の持ち味だろう。
また、単なる予定管理だけではなく、今後の希望であったり、考察であったり、ある意味手帳は日記としての側面もでてくる。この『NOLTY U 365』は、大判サイズで1日1ページというボリュームを与えることによって、そうした夢や目標、日々の考察などを書き込むことのできる自己啓発機能のついたツールとなり得ると思う。
メインとなる1日1ページの部分では、上部に能率手帳時代からのスケジュールラインを刻んだ予定書き込み欄があり、その下にたっぷりとフリーで書き込めるスペースがグリッド付で用意されている。さらに、下部には一週間の中で該当の日がどの位置になるかを示すウィークバーまで付いている。日々、丁寧に過ごしている人にとって、この書き込みスペースの広さは大いなる魅力だろう。
従って、この『NOLTY U 365』は使う人を選ぶ。毎日をこなすのではなく、1日を大切に過ごしている人、または大事にしていきたいと思う人であり、能動的に過ごしていく翌日のための武器なのだ。手帳に毎日書き込むということは、毎日を振り返るということ。その中で生まれてくるアイデアも夢も希望もあるだろう。
毎日のページに書ききれなくなった夢は、改めて完全フリーのメモパートに書き直すこともできる。日記ほどは純粋に思いを綴るわけではないが、その時々にあったことまでわかると、自分の思考の流れも分かりやすいだろう。
現在この『NOLTY U 365』は10〜30代の若い世代に人気なんだとか。たっぷり手書きで書きたい層というのがまだまだたくさん存在することに驚く。2015年度グッドデザイン賞受賞したこの『NOLTY U 365』は老若男女を選ばないデザイン。カラー展開は、ロイヤルネイビー・イージアングリーン・フィエスタローズの3色となる。この手帳でこの先の毎日を1日1日大切に生きていくというのはどうだろうか。
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