【まめち】新幹線のワイパーは走行中は使わない?
時速200km以上で走行する新幹線。その新幹線のフロントガラスに付けられているワイパーに関するお話。実はこのワイパー走行中はほとんど使うことが無いと言うのだ。それもそのはず、時速200km以上の速さで走っていたら水滴がどこかに行ってしまうのだ。
ではワイパーはどんなときに使うのか。それは駅に止まる2キロメートル前から作動させるという。新幹線はブレーキ開始が2キロメートル程先であり、数キロ掛けてブレーキを行う。全車両に付けられたモーターで遅れない様に微調整しながら走行しており年間平均遅延2分以下という凄さ。東海道新幹線は世界的に見てもダイヤに非常に正確な路線として有名だ。
そんな新幹線でもさすがに徐行中はワイパーを使用するが、時速200km以上になったら速度で水滴が吹き飛ばされてしまいワイパーを止めているのだという。
更に言うならば新幹線は電車。線路の上を走行しているためハンドル操作も必要無くATC(Automatic Train Control=自動列車制御装置)装置もあるため、そういう点でもワイパーが必要無いのだという。今度雨の日に新幹線を見ることがあったらワイパーが稼働しているかどうか確認してみよう。速ければ速いほどワイパーが稼働してないはずだ。水が落ちやすい様に防滴加工がしてあるのかもね。
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