【Interview】目指すは日本のシリコンバレー!筑波大学から国内初の“大学クラウドファンディング”がローンチ

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在校生と卒業生の夢を支援する、国内初の大学クラウドファンディング「筑波フューチャーファンディング(TFF)」が先月末、本格的にウェブでのサービスを開始した。

筑波大学の学生及び卒業生であれば、誰でも参加可能。

同大学出身の経営者たちによる、非営利活動であるところも面白い。生活のための利益確保をしない分、集めた資金がより多く、起案者へバックされる仕組みだ。

未来のビジネスイノベーションに、大きく貢献しそうな本サービス。一般社団法人 筑波フューチャーファンディング、代表理事、佐々木 敦也(ささき あつや)氏に、話を聞いた。

・寄付金額の85%を起案者にバック

Q1:まずは、「TFF」提供の経緯から、お聞かせください。

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筑波大学では、「筑波みらいの会」(本学出身経営者の会)の協力を得て、(日本の)“シリコンバレー”となることをめざし、起業プランを考える“筑波クリエイティブ・キャンプ(TCC)”を開催しております。

さらに、2014年5月からは、資金調達に協力する一般社団法人「筑波フューチャーファンディング(TFF)」を設置。

在学生と卒業生の夢や企画を応援する、クラウドファンディングサービスを昨年より開始し、学生の起業やその前段階の企画を支援する、シード資金の提供をすることになりました。

Q2:サービスの仕組みについて、教えてください。

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あたためている夢や企画を実現したい筑波大学の在学生・卒業生が、企画内容や必要な資金を、(ウェブ上で)発表します。

提案者はTFFとともに、その情報をより多くの方へ届け、共感を得ていくことで、必要な資金を“寄付”の形で集めていきます。

提案時に“必要”と発表した資金分の、満額以上寄付が集まれば、集めた寄付金総額の85%が提案者に(15%は手数料としてTFFへ)振り込まれますので、この資金を使って、自身の夢や企画を実現してもらいます。

・毎年5件前後の案件を厳選

Q3:サービス構築にあたって、何か参考にされているモデルはあるのでしょうか。

特に参考にしたモデルはございませんが、海外では2013年より、米国カリフォルニアでリリースされた「ALUMNIFUNDERS」が、カリフォルニア大学バークレー校などの支援を行っていますので、それに近い形かと思われます。

Q4:現在の状況と今後の展開について、教えてください。

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直近の企画は、学生サークル“つくばけやきっず”です。

“つくばけやきっず”は、大学病院の小児病棟の子どもたちのために、イベントを企画・実行しています。

当団体では、この企画を皮切りに、毎年5件前後の案件を厳選し、支援を形にしていくつもりです。

また、今後のサービス対象者は、大学関係だけにとどまらず、徐々に研究学園都市全体にも広げていき、地域活性化の一助になりたいと考えています。

前述の“つくばけやきっず”に関しては、現在サイトで支援を受け付けている最中。10月31日まで継続されるので、一度のぞいてみてほしい。

筑波フューチャーファンディング(TFF)

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ウェブサイト: https://techable.jp/

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