【革命】誰もが4K動画を撮れる時代に突入! 今後求められる8K動画のハードルは高い

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時代が4Kに追いついたということで、モニターやテレビが4K対応でなくとも、コンテンツとしての4K映像が溢れてくると思われる。なにせ、iPbone6sで撮影した動画が4Kなのだから、誰でも4K動画を撮れるようになったと断言して間違いない。

・HD画質のほうがキレイに撮影できる!?
現在、一般人が普通に購入できるカメラで4K映像を撮影した場合、フレームレートが30なので「映像によってはHD画質のほうがキレイに見える」こともある。激しい動きのある映像は、HD画質のフレームレート60で撮影したほうが良いだろう。

・8Kには高いハードルが待ち構えている
より美しい動画を撮りたいならば8Kクオリティが次のステップとなるが、HDから4Kにクオリティアップしたときよりも、はるかに高いハードルが待ち構えている。大きな問題は3つある。

・4Kから8Kへクオリティアップした場合の問題
1. 動画の容量がデカすぎる
約20秒の8K動画をMOV形式で保存した場合、2.2GBの容量となる。これはクオリティをできるだけ下げずに調整した場合であり、AVI形式や微調整をしない場合はその数倍の容量となる。同様の動画を4KのMP4形式で保存した場合は、100MB前後の容量となる。つまり、その容量に約20倍の差が出る。単純に2倍とか4倍とかの話ではないのだ。

2. パソコンの電力不足が発生する
8K動画をパソコンで編集する際、パソコンの電力の多くが編集ツールに使用されるため、電力不足でレンダリング等の作業が止まってしまう場合がある。熱暴走の危険もあるが、そんな悩みは些細なもの。最大の敵は「電力不足」なのだ。

そうならないための回避策がある。パソコンを省電力モードにし、余計な電力を使わないようにするのだ。レンダリングに割かれる電力も減るため時間はかかるが、それでも途中で止まる確率が減るため、安心してレンダリングできる。ちなみに『Adobe After Effects CC』の場合は、電力不足で一度でも止まってしまうと最初からやり直しとなるため、「止まらない努力」を惜しむべきではない。

3. YouTubeの処理時間が長すぎる
ギガバイトクラスの大容量動画でも、最近の光ファイバー通信であれば数分でYouTubeにアップロードできる。しかし問題はそこからだ。容量が大きいため、YouTubeのサーバー側の処理に膨大な時間を要するのだ。

約20秒の8K動画をMOV形式でアップロードした場合、処理に20~30分ほどかかる。たった20秒でそれなのだから、3分、5分、10分なんて長さの8K動画は、待ち時間だけで東京から大阪まで行けてしまう。

・容量を減らして電力問題を解決すれば大丈夫
8K動画を撮影してそのまま劣化0でレンダリングすることは諦めたほうがよい。レンダリング前に微調整をし、クオリティが下がらないように容量を下げる作業をするべきだ。ここだけの話、さらに微調整を重ねれば、劣化はするものの2.2GBの8K動画も数百MBにできる。それはまた別の機会に解説したい。

重ねて言うが、ハイスペックなパソコンでも、8Kは4Kとは比べ物にならないくらい編集に時間を要するので、そのあたりは覚悟を。

https://youtu.be/2d4GpsvgSGo

もっと詳しく読む: バズプラスニュース Buzz+ http://buzz-plus.com/article/2015/09/25/hd-4k-8k/

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