福岡をはじめRSウイルスが猛威をふるう 乳幼児の咳には要注意
冬季に猛威を振るうRSウイルスが、全国各地で感染拡大を見せています。
RSウイルスとは、呼吸器感染症の一種です。乳幼児が感染した場合、2日から8日後に上気道感染などの呼吸器症状が現れます。大多数が治癒しますが、気管支炎や肺炎に移行することもあるため、乳幼児の感染については注意が必要です。
国立感染症研究所によると、全国約3000か所の小児科から8月31日から9月6日までの報告集計では、前週比23%増の2083人が感染。
内訳は、福岡(295人)、東京(172人)、大阪(108人)、広島(101人)、大分(98人)、宮崎(94人)、山口(84人)、鹿児島(80人)、北海道(78人)、神奈川(70人)
この報告データをみると、東京と隣接している神奈川は、患者数が少ないのがわかります。また、福岡がなぜ突出して多いのかは不明なままです。また、33都道府県全てが全週よりも罹患者数が増えていますが、その理由もわかっていません。
例年、RSウイルスによる呼吸器感染症の流行は、冬季に起こることが一般的です。大阪府は、大幅に罹患者数が増えており、例年9月に患者数が増えていることから注意を呼び掛けています。
予防としては、お子さんの手洗いやうがいなどの指導が基本的な対策になりますが、大人も適宜マスクをし、手洗いを励行することが大事です。また、発熱や咳などの症状がみられる場合は、できるだけ早く、かかりつけの小児科医の診察を受けさせることが重要です。
※写真はイメージ 足成より http://www.ashinari.com/2011/05/18-347737.php
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(執筆者: 松沢直樹) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
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