いまだに初代ゲームボーイは現役

日本では2008年11月1日にニンテンドーDSi が発売されて人気を博しているが、バングラデシュではいまだに初代ゲームボーイが健在。幼児から青年にいたるまで、多くの子どもたちが初代ゲームボーイで遊んでいる。

多くの子どもたちとはいえ、バングラデシュは貧困層がとても多く、そこそこの収入のある家庭じゃないと初代ゲームボーイですら購入することができない。もちろん、デパートに行けばニンテンドーDS も PSP も売られているが、身なりがちゃんとしていないという理由で、デパートにすら入れない層が多くいるのだ。

そんななか、どうにか頑張ってためたお金で初代ゲームボーイをゲットし、遊んでいる子どもたち。一度でもゲームボーイカラーやニンテンドーDS などの画像が美しいゲームを体験してしまったら、いまの初代ゲームボーイで遊べなくなってしまうかもしれない。しかし、彼らが最近のゲームハードを知ることはないし、見ることもない。そう、ゲームにかけるお金はどこにもないのである。

いまでも現役で遊ばれている初代ゲームボーイ。ネパールやインドに行っても、初代ゲームボーイで遊んでい子どもたちをよく見かける。そのハードの大きさゆえに日本では一部で “弁当箱” などと言われているハードだが、その弁当箱でいまだに楽しく遊んでいる子どもたちの前で、「まだ弁当箱なの?」とバカにすることはできまい。

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