企業の遊び心全開のやりすぎ企画『Audi TT Landing, Japan』を振り返ってみた

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これまで何度か取り上げてきたアウディの『Audi TT Landing, Japan』。2015年8月20日、新型『Audi TT』の発表とともにスタートしたこちらのプロジェクトは、宇宙から飛来した新型『Audi TT』が日本各地へと着陸する様子を実際に再現してしまおうというものだ。こちらは全世界共通で展開しているCMをモチーフにしているとのこと。

参考記事:
アウディがやりすぎ(笑) 『Audi TT Landing, Japan.』第一弾の映像があまりにも壮大過ぎる件
https://getnews.jp/archives/1106646[リンク]

新型『Audi TT』今度は銀座ソニービルを占拠!? 着陸の瞬間が目撃できるのは13日まで
https://getnews.jp/archives/1140730[リンク]

なにより、その着陸地点が1か所ではなく、日本全国7か所にものぼるというところからも、今回発表された新型『Audi TT』へのアウディの力の注ぎようがわかる。これまで新型『Audi TT』が着陸を終えたのは、世界文化遺産である“比叡山延暦寺”、天然記念物の“鳥取砂丘”、そして東京の“銀座”の3か所。これまでのプロジェクトの動きを振り返ってみよう。

世界文化遺産へ着陸 日本文化と外車の驚きのコラボ

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まず、日本への最初の着陸地点となったのが、日本人なら誰でも知っているだろう世界文化遺産の“比叡山延暦寺”だ。

Audi TT Landing, Japan – 比叡山延暦寺(YouTube)
https://youtu.be/rkpXd3yp3qs

しかも、新型『Audi TT』のための滑走路は、恐れ多くも阿弥陀堂と法華総持院東塔の傍らに建設された。

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ちなみに、同寺の天台宗僧侶たちはその時“声明(しょうみょう)LIVE”にて新型『Audi TT』の着陸を歓迎? したという……。

天然記念物の鳥取砂丘には謎の繭!?

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次に着陸地点となったのが、天然記念物の“鳥取砂丘”だ。

Audi TT Landing, Japan – 鳥取砂丘(YouTube)
https://youtu.be/MTOc5gv2B3k

しかも、こちらは滑走路ではなく、フレームとクリアなパネルで構築された“繭”に包まれての登場。

鳥取砂丘では、他の地点とは異なり「未来から転送されてきた」という設定。

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明かりがない真っ暗闇を活かした演出は、まさに謎の近未来的な“繭”が突如出現したかのようだ。

銀座ソニービルがLEDで“光の花道”に

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そして、先日、第3弾として新型『Audi TT』が着陸したのが、東京の銀座のどまんなかにあるソニービル。

Audi TT Landing, Japan – 銀座 ソニービル(YouTube)
https://youtu.be/TyIazHvLLc0

晴海通りに面した場所に位置するソニービルの高さはおよそ31mほど。うち30mほどが、新型『Audi TT』着陸のための滑走路として8000個のLEDで彩られたのである。

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東西南北に、銀座クリスタルビル・モザイク銀座阪急・ソニービル・有楽町マリオンが位置している同地は、銀座の代表的な場所の1つ。そんな人気のスポットを着陸地点の1つに選ぶとは、大胆極まりない。

そもそもティザームービーがトンデモナイ 成層圏にホログラム生成って(笑)

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とにかく、これまでの着陸地点とその演出を振り返っただけでもこのプロジェクトがあまりにも壮大なスケールであることがわかるだろう。

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しかし、何よりトンデモナイのが前振りとして公開されているティザームービーだ。なんとアウディは、こちらのムービーを制作するために“高度3万mの成層圏にホログラム生成”を行ってしまったのである。

Audi Space Hologram Projection(YouTube)
https://youtu.be/nUnpekEBoc0

ウェアラブルカメラを固定した気球を打ち上げて行なわれたというティザームービーは、もう、企業の新車PVレベルを超え映画の予告編といってもいいくらいだ。

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地球、いや宇宙を舞台にした壮大な誕生映像は、新型『Audi TT』にかける期待と情熱がこれでもかと注ぎ込まれている。なにより、ここまでの一連の映像を見て改めて思うのが、アウディという企業のスケールと中の人達のノリの良さだ。恐らく、どんな大企業であってもここまで壮大なスケールでPR戦略を展開していくことは中々難しいだろう。しかし、それをいとも簡単に実現してしまうところに、今までとは違ったアウディの企業イメージを感じた人も多かったのではないだろうか。

アウディといえば、高級車というのが恐らく多くの日本人のイメージだろう。それ故に、ショップへ足を運ぶことすら敷居が高いと感じていた人たちも多いはず。現に筆者もそう思っていた一人だ。だが、今回の『Audi TT Landing, Japan』を通して、「夢や遊び心を持った本気の大人たちが集う企業」というイメージへとシフトし、新型『Audi TT』に興味を持ったという若い層も増えたに違いない。

『Audi TT Landing, Japan』の着陸地点も残すところあと4か所。特に、大阪や札幌では屋内がピックアップされているだけに、これまでとどう違った演出で新型『Audi TT』が着陸するのかが見ものでもある。アウディが大人の遊び心の本気を見せているやり過ぎ感たっぷりの『Audi TT Landing, Japan』は、まだまだ目が離せないぞ!

(C)2015. Audi Japan KK. All rights reserved

TTプロジェクト―Audi TT Landing, Japan
http://www.audi.jp/ttsp/index.html

『Audi TT』スペシャルサイト
http://microsites.audi.com/tt/index.html?locale=ja_JP&preview=true#/intro[リンク]

※画像はTTプロジェクト、スペシャルサイトより引用

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北島 要子

サブカル好きな器用貧乏ライター。あまりに器用貧乏で残念すぎるくらい。

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TwitterID: y_kitashima

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