創業1978年! 千駄ヶ谷グルメの最高峰『カツカリー』を食す @『洋食カトー』
『爆食放浪記』の連載を頂いたものの、さして言うほど食べてないよね感は否めない今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしょう?
と、言う訳で今回は久しぶりに”デカ盛り”の店をドカンと紹介する方向でよろしくお願いします。
ほぼカレー専門店『洋食カトー』
千駄ヶ谷にある『洋食カトー』は、その筋では有名で『カツカリー大盛り』は、かなりのボリュームになるらしいです。
また、店の外観は年季が入っていて、あの『きたなシュラン』の星三つも獲得した名店です。
しかし、ちょいと前に店の外装をちょっとだけリニューアルしたので、現在は比較的ネタ度の低い店となっております。
まあ、筆者の目的は『爆食放浪記』のタイトルにふさわしい”デカ盛り”のカツカレーなので、店の外観はさして気になりません。
一応はパスタなどのメニューや定食的な何かもありますが、やはり店の看板メニューは”カレー系”で、その盛りっぷりだけではなく、味の方も評判の人気店で御座います。
『カツカリー大盛り』を所望する!
『洋食カトー』の営業時間は短く、朝の11:30から15:00まで! しかも土日祝日は休みとストイックな営業スタイルを貫いております。
なので、一日40食分しかないカレーを確実に食べる為に、有給休暇を使って店のオープンと同時に入店。
ポールポジションからの『カツカリー大盛り』オーダーとなります。
しかし!!!
最近は”御飯大盛り不可”との事……。
「午後二時を過ぎて御飯が余っていたら大盛り可」
と言う新ルールが適用されたらしいです……。開幕と同時に試合終了みたいなガッカリ感に、涙を禁じ得ない筆者で御座います。
『カツカリー』(820円)を所望する!!
しかし、記録的な大雨となった台風の中、有給休暇を使って電車で小一時間かけて訪れたので、何も食べない訳には参りません。
ここはひとまず『カツカリー』でどうでしょうか? 結果、コチラの写真の『カツカリー』が降臨されました。
何気に美味いぞ『洋食カトー』
その店の外観からは想像出来ない、かなり本格的なカレーに驚きを隠せません。
それもそのはず、この『洋食カトー』のカレーは、あの『中村屋』のDNAが流れているのです。
なのでメニューも”カツカレー”ではなく『カツカリー』と表記されています。
辛さがジワジワ来る本格カレー
ぱっと見た感じのビジュアルは、さして辛くも無さそうなカレーですが、実はかなり辛目です。
しかも、ただただ辛いだけではなく、玉葱の甘さと”チャツネ”っぽい何かを感じます。
美味しいカレーはベースとなるブイヨン(スープ)と、スパイスの炒め方や使い方で決まりますが、名店ともなるとさらに”隠し味”として色々なモノを使ったりもします。
『洋食カトー』では先代も二代目も、あの『中村屋』で修行しているので、おそらくはヨーグルトとチキンブイヨンが肝かもですが、更に何か隠し味を持っていそうな予感です。
カツも食べやすいぞ『洋食カトー』
あと『洋食カトー』はトンカツを横にも切ってあります。
普通は縦だけなので、かなり大口を開けなければ一口でいけないのですが、この『洋食カトー』では更に半分に切られているので食べやすいです。
カレーを食べやすい、ちょっと大き目なスプーンも良いですね。
この年季の入ったスプーンは『洋食カトー』の歴史そのもので、小さな傷こそあるものの、ピカピカに磨かれています。
福神漬けも良いアクセント
あとカレーが結構辛目なので、この多めの福神漬けは良いですね。
辛さを和らげつつ、よりカレーの深みを増してくれます。
『洋食カトー』 総評
正直、記録的な大雨の中、電車で小一時間かけ、大盛りはやっていないと言われた時は発狂した筆者です。
「こんな日にカレーが足りなくなる事は無いだろ!」
しかし、実際に『洋食カトー』の『カツカリー』を食べてみると、その怒りも消えてしまいました。
この『カツカリー』なら、例えデカ盛りでなくても電車で小一時間かけて訪れる価値はあります。
しかも大盛りではありませんが、普通の店よりもボリュームがあるので、筆者的にも丁度良いランチとなりました。
この『カツカリー』が820円ならコスパも最高ランクで御座います。
そして、筆者の新しい説が今ココに誕生しました。あえて言おう!
「店名が個人名のカレー屋は旨い!」
新宿の『中村屋』や町田市の『アサノ』、そしてこの『洋食カトー』どのカレーも抜群に美味く、とりあえず店名に名前が入っていたら要チェックと思った次第で御座います。
それでは、是非みなさんも『洋食カトー』に訪れて、本格カリーを存分に味わって下さい。
ちなみに営業中の時は、外の”パトライト”が点灯しているので、消えている時は諦めましょう。
『洋食カトー』
東京都渋谷区千駄ケ谷1-23-10
営業時間 11:30~15:00(材料無くなり次第終了)
定休日:土日祝日
―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: YELLOW) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。