2台のパソコンを賢く使う! キーボードもマウスもクリップボードも共有できる優れもの『PC SmartBridge』
パソコン(PC)を2台持っている人の悩みの種として、マウスやキーボード、更には作業中のデータを共有するのに一苦労する点がある。ノートPCならまだしもデスクトップならその分のキーボード、マウスを用意しなくてはいけなくかなり場所も取ってしまう。
1つのマウスとキーボードを共有できたらなあと言う悩みを解決したそんなハードウェアが4月14日にバッファローより発売された。『PC SmartBridge』という製品で、見た目はUSBケーブルという至ってシンプルなもの。値段も3000円前後で購入可能となっている。
そんな『PC SmartBridge』を記者が早速自腹で購入。そして早速使ってみたところドライバーとソフトウェアのインストールが開始された。USBデバイスには左右が決められており「L」と書かれている方が左、「R」と書かれている方が右となっている。先に「R」と書かれている方を右側のPCに差し込み、ドライバーとソフトウェアのインストールを開始する。この際にもう一方のPCに差し込んではいけない。
デバイスのインストール作業が一通り終わると今度は左側にUSBを差し込み同じようにインストール作業を開始。すると2つのPCのタスクトレイに『PC SmartBridge』というアイコンが出ているはず。これでキーボードとマウスの共有が可能な状態となっている。
ではどのようにマウスとキーボードを共有するのか? 実にシンプルで、画面の端っこにマウスカーソルを持っていくだけで、もう一方のPCへとマウスフォーカスが移動される。それだけではなくクリップボードも共有され左側でコピーしたものを右側にペーストすることも可能。
またファイルの転送にも対応しており、ファイルをドラッグした状態で相手のPCに運んで行くとファイルのコピーが開始される。今までUSBメモリーやネットワーク越し、または『Evernote』などでデータを共有していたがこの『PC SmartBridge』があれば1つのPCかのように扱うことができる。
またとっておきの機能があり、それは『Picture in Picture』という、もう片方のPCの画面をウィンドウ表示する機能だ。『VMware』を思い出すこの機能は、実質1つのPC上で2つのPCを操作できる。小窓になっているもう一方のPCは転送速度の問題から色数が多少落とされているが、動作には問題無い。また小窓にファイルを放り込むとファイルのコピーも開始される。
先ほど説明したマウス、キーボードを共有する『PC SmartBridge』と『Picture in Picture』は、どちらかしか使うことができない。
マウス、キーボードの共有と言えばフリーソフトの『どこドア』や『Synergy』が有名だ。しかしネットワーク環境が必須なことやうまく動作しない人もいた。そんな人の為に今回のこの製品は是非お勧めしたい製品だ。ただWindowsとMacで共有できないのが残念。
ちなみに新宿西口のヨドバシカメラで3300円だったが、『アマゾン』だと3026円だ。またWindows 7(32bit)と書かれているが記者の64bitOSでも問題無く動作した。もちろん保証外ではある。
またドライバーやソフトウェアはUSB部分に入っているので別途インストールCDなどは不要となっている。詳しい動作環境は下記を参照のこと。
バッファローコクヨサプライ iBUFFALO パソコン自動切替器 マウス&キーボード BSKM202
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<記者の動作環境>
メインマシン(右側)
Windows 7 Ultimate 32bit
サブマシン(左側)
Windows 7 Home Premium 64bit
<製品動作環境>
Windows XP/Vista/7
WUXGA(1900×1200)対応
ケーブル長さ 1.5メートル
電源不要
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