ついに大手参入!米Amazonがオンライン・ファーマーズマーケットに着手
子会社のAmazonFreshを通じて、食品や日用品のオンラインショッピングサービスを2007年から展開してきた米アマゾン・ドット・コムが、米国における地産地消へのニーズの高まりを受け、ファーマーズマーケットに特化したサービスを始動する。
・専門バイヤーが旬の地野菜を仕入れし、自宅に配送
アマゾンの新サービス「Local Farmers Market Delivery(ローカル・ファーマーズ・マーケット・デリバリー)」は、ファーマーズマーケットで流通する生鮮食品を専門に扱うスタートアップ企業「Fresh Nation」との提携によって実現したもの。
目利きの優れた専門バイヤーが地元のファーマーズマーケットで調達した新鮮な旬の野菜・果物を、自宅などの指定場所に配送する。
このサービスを利用できるのは、年会費299ドルの有料サービス「Amazon Prime Fresh」に加入する会員。
野菜のみ、果物のみ、野菜と果物の3つのコースから、いずれかを選択する仕組みだ。
まずは、米カリフォルニア州南部ロサンゼルス・オレンジカウンティー・サンディエゴの3つのエリアで試験的に運営し、順次、対象エリアを拡大していく方針だという。
・ファーマーズマーケットの“バーチャル化”で地産地消を後押し
米国のファーマーズマーケットの数は、2008年から2014年までの6年間で76%増加。
このように、ファーマーズマーケットは、とりわけ都市部で、新鮮な地元食材の販売チャネルとしての役割を担いつつあるが、現時点では、一般のスーパーに比べて、営業日時が限られているのが課題だ。
アマゾンのような大手オンラインショッピングサイトが参入することによって、ファーマーズマーケットが“バーチャル化”され、より多くの消費者に地元の生産物が届きやすくなることが望まれる。
ウェブサイト: https://techable.jp/
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