マキタスポーツ連ドラ初主演! 『PANIC IN』SABU監督インタビュー「アクション俳優としてはどんくさい」

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お笑い芸人で俳優、ミュージシャンとしても活躍するマキタスポーツさんが連続ドラマ初主演! BSスカパー!にて放送された『PANIC IN』のDVDBOXが現在発売中です。

『PANIC IN』は、パニックもの特有の緊迫したシーンや迫力あるシーンを織り交ぜながらも、笑いあり、涙ありという全く新しいパニックドラマ。マキタさん演じる主人公の寅雄が毎回様々なパニック状況に遭遇し、色々なタイプの“マドンナ”と出会います。本作の3、8話の監督を務めたのは、SABUさん。今回「ガジェット通信」では、SABU監督のインタビューを入手。作品について、マキタさんの印象など色々とお話を伺っています。

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―『PANIC IN』でメガホンを取ることになって、率直に何を想いましたか?
 
SABU:プロデューサの森谷さんとは前にショートフィルムを一緒にやったことがあって、今回の「PANIC IN」では誰か監督でいないか困っていそうな感じもありましたかね(笑)。企画書をいただいて思ったことは、一話完結がいいなということと、自分で脚本が書けるということ。パニックモノもやったことがなかったので、面白そうだなと思いました。何よりも、企画書がカッコよかったですよ。これ出来んの? みたいな。そこにくすぐられましたが、途中から信用しなかったですね。せっかく話をいただいたので、頑張りましたけど。

―実際に撮影を終えていかがですか?
 
SABU:実際にやってみると、普段挑戦できなかったこととか面白かったですね。毎回違うヒロインが登場することは聞いていましたけど、マキタさんがフラれて寅さん的な感じになることは、撮影終わってから聞いたんで(笑)。ちゃんと聞いておけばよかったと思いました。

―マキタスポーツさんの印象はいかがですか?

SABU:マキタさんとは初めてで、それまで見たこともなかった。沖縄に住んでいるので、衣装合わせもちゃんとやれなかったので、撮影が終わってからマキタさんの良さがわかった気がします(笑)。撮影中は、自分の好きな方向にしていたけれど、マキタさんは芸人なので一生懸命やろうとするんですよ。だから、なかなかカットをかけない。しんどくなって疲れた顔を撮っていました。だからマキタさんを知っていれば、想定して脚本を書けたと思うので、それはまた違ったと思いますけどね。僕はカッコよくしたかったんですよ。カッコいいけれど、笑える展開にしたかった。ドタバタした、漫画チックにはしたくなかったので。

声がいいですよね。第8話の「ラ・ムー」を撮っている時に、それに気づいてかわいらしかった。アクション俳優としては、どんくさかったですよ(笑)。

―本先には映画を連想させる小ネタがたくさん出て来ますね。

SABU:『ミスト』(08)がすぐ浮かんだんですよ。低予算なので、煙みたいなものでごまかせるかなと(笑)。まあ、途中からエッチなほうにいっちゃいましたけど、これは元ネタ、ないですね。自分の子供が『宇宙戦争』(05)を観ていて、面白そうだなと思って、『宇宙戦争』(05)みたいなことをしたかったんですけど、そうはならなかったですね(笑)。最初の志はパニック映画なんですけど、思わぬ方向に行くことが楽しかったですよ。笑って泣けるくらいになればいいなあと。寅さんは、後で知りましたけどね。

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(C) スカパー!

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藤本エリ

映画・アニメ・美容が好きなライターです。

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