NASA発ベンチャー、宇宙飛行士気分で地球を眺められるVRカメラの打ち上げを企画

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NASAの宇宙飛行士や宇宙エンジニアを中心として設立されたベンチャー企業が、「バーチャルリアリティー(VR)カメラを宇宙に打ち上げよう」という企画を立ち上げ、注目を集めている。

・バーチャルリアリティーで、誰でも“宇宙飛行士になれる”

“宇宙から地球を眺める”。それを実際に経験できたのは536人の宇宙飛行士だけ。

SpaceVR社は、その人生観が変わるような体験を世界で初めてVRで再現するため、今年の2015年1月に設立された。

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「SpaceVR」では、宇宙から送られてくる地球の映像を、3Dで360度見渡せるVRヘッドセットを通して見る。

まさに地球にいながらにして、宇宙飛行士気分を味わえるのだ。

・Overview Oneカメラ それは宇宙へのチケット?

それを可能にするのが、現在開発中の“Overview Oneカメラ”だ。これは、360度撮影できるGoProのような小型カメラ。

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国際宇宙ステーション“キューポラ”で撮影した映像を、ライブストリームで地球に送る。

そのコンテンツはスマホ、デスクトップ、そしてSamsung Gear、HTCVive、 Oculus Rift などのVRヘッドセットでアクセス可能だ。

とはいえ、宇宙開発に困難は付き物。

現在Kickstarterのキャンペーンでは、国際宇宙ステーション“キューポラ”搭載に耐えられる“Overview Oneカメラ”の研究と1年分のオペレーション代50万ドルの出資目標を掲げ、今の時点で3万9000ドルほどを集めている。

9月9日まで出資受付中で、今なら750ドルで、宇宙服にインスピレーションを得たゴールドプレート・デザインのSamsung GearVRヘッドセット本体と、宇宙から送られてくる最高画質のライブストリーム映像を12ヶ月間アクセスできる権利が手に入る。

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「SpaceVR」の企画が実現すれば、宇宙飛行士の視界を個人で楽しむだけでなく、学校の教材として使ったり、プラネタリウムのアトラクションとして使うなど、様々なコンテンツ転用の夢が広がる。

日本からだけでなく、世界中のユーザーが宇宙にあるVRカメラにアクセスする。壮大な夢のある企画だ。

Kickstarter (SpaceVR)

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