ワクチンの接種もれを防ごう!医療情報を記録するデジタルペンダントとは?

KhushiBaby

世界では、毎年、ワクチン予防できる病気によって、150万人以上の乳幼児が死亡しているという。

・ワクチン予防接種を推進するシステム構築

そんな悲しい数値を少しでも減少させようと、NGOの活動家Seva Mandir氏と、イェール大学の学生チームが協力し、「Khushi Baby」という、試験的なプログラムをスタートした。

・手書きの医療記録、紛失しやすいワクチンカード

北インド地方では、予防接種のキャンプを実施しており、ワクチン接種がおこなわれているという。

そこでは未だに医療記録は紙に手書きで書き込まれており、紛失しやすい。

医療従事者にとっては、赤ちゃんごとに医療履歴を把握することは非常に難しく、時には、ワクチン接種が必要な子どもを見逃してしまうケースもある。

・NFC機能搭載の“デジタルペンダント”

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それらの問題を解決しようと、「Khushi Baby」では安価な“デジタルペンダント”を導入。

このペンダント型デバイスには、患者のこれまでの医療記録が保存されていて、容易にデータの上書きやシェアができる。

ペンダントは丈夫で水に強い仕様になっているだけでなく、NFC(near-field communication、近距離無線通信)の機能つき。

・専用アプリがクラウドデータと連動

専用のアプリが用意されていて、ペンダントをスマートフォンで読み取ると、赤ちゃんの健康に関するステータス、これまでのワクチン接種履歴など、必要な医療情報をチェックできる。

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記録データは、リアルタイムでクラウド内のダッシュボードに保管。

他にも、ワクチンのストック数、キャンプのスケジュール、医療従事者のデータなどが保存されていて、情報整理や管理に役立つ。

・予防接種時期が近づくと、母親にお知らせ

母親たちにとっては、赤ちゃんに何のワクチンをいつ打つすべきか、把握することは非常に難しい。

「Khushi Baby」のシステムでは、重要なワクチン接種のタイミングが近づくと、該当の母親に、自動音声の電話を発信する機能があるという。

予防接種を忘れずに受けるためのリマインダーとして、大いに役立ってくれるはず。

医療従事者同士が、よりスムーズにスピーディに、そして正確に情報共有をすることができる仕組みづくりは急務であり、たくさんの幼い命を救うことにつながることだろう。

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Techable

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