【Interview】ユーザー同士でおしゃべりできる!楽しさ倍増のSNS「キャストルーム」を直撃

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Facebookを皮切りに、あっという間に世の中に浸透したソーシャルメディア。

今や現代人にとって、欠かせないサービスとなり、まだまだ進化の余地があると言われている。

そんな中、日本国内からも期待のサービスが登場した。それが、匿名リアルタイム音声SNS「キャストルーム」である。

他のユーザーと音声でやり取りができるという、従来SNSより、一歩踏み込んだコミュニケーションに期待大。今月配信されたiOS版の評判も良く、今後の展開が楽しみだ。

開発を手がけたのは、ベンチャー企業のヌルタキカク。代表の塗田 一帆(ぬるた いっぽ)氏が、取材に応じてくれた。

・人生の挫折を機に誕生したアプリ

Q1:「キャストルーム」開発のきっかけを、お聞かせください。

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企画を思いついた当時、私は引きこもりでした。

高校卒業後、プロの演奏家をめざして、音楽大学に入学したのですが、2年目で見事に挫折し、心が折れてしまい、学校に通えなくなってしまいました。

そんな時期に、唯一自分の中で“やりたい”と思ったのが、アプリの制作でした。

早速、都内のIT企業にインターンとして入り、プランニングの勉強を始め、その中でできた企画のうち、「キャストルーム」に最も可能性を感じたので、それを形にして世に出すために、会社を立ち上げて、開発を始めました。

Q2:「キャストルーム」とは、どんなサービスなのでしょうか。

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「キャストルーム」は、複数人の相手と、リアルタイムで音声をやりとりできる、匿名のSNSです。

PTT(プッシュトゥートーク)という変わった方式を採用していて、5秒以内で録音した自分の声を発信して、同じ“部屋”にいる全員と、共有することができます。

離れた人と、同じテレビ番組を見ながら実況をしたり、自分の好きな話題を設定して“部屋”を作り、そこに来た人と話すこともできます。

イメージとしては、ニコニコ動画のコメントの音声版というのが、近いかと思います。

・独自開発のUIを採用!追加機能も続々実装予定

Q3:従来のSNSとの違いは、どこにあるのでしょうか。

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一番大きな特徴は、“声”でやりとりするという点です。

テキストでの会話とは違って、人の声には、言葉以外のさまざまな情報が含まれています。

その人の性別、どんな気持ちなのか、体格はどれくらいなのかまで、細かく伝わります。

また、会話のメイン画面には、独自の丸い形のUIを採用していて、音声の流れが視覚的にわかりやすくなっております。これについては現在、特許出願済みです。

Q4:今後の展開について、教えてください。

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事業としては、来月組織変更の手続きをした上で、“株式会社キャストルーム”として、あらためてスタートします。

資金調達を検討していて、会社を大きくしていこうと思います。

サービスとしては、まず、Android版を来月くらいにリリースする予定です。

それから追加を検討している機能が、60件以上溜まっているので、重要なものから随時実装していきます。

一例をあげると、音声コマンドでの操作を可能にして、目や身体が不自由な方でも楽しめるようなシステムを、作りたいと思っております。

勇気を持って、新たな一歩を踏み出した塗田氏。

ご本人同様、サービスも、大きく成長しそうな予感がする。

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