結婚・再婚は「求める」ほど不幸になる?
女性が自らの手で幸せを手にするために必要なこと。
『お金のために働く女 お金を働かせる女』(カシオペア出版/刊)の著者、田中美香さんは、本書のなかで「お金のために働く」「お金を働かせる」というキーワードを使いながら、女性がお金とどのようにして付き合っていくのが望ましいのかを解説しています。
今回、新刊JP編集部は田中さんにインタビューをおこない、本書に込めた思いをうかがいました。その後編です。
――タイムマネジメントに関して、本書には「休み方」について直接的な言及はされていませんでしたが、この点について、どのようなことを意識していますか?
田中:バカンスなどを取る際は、めりはりをつけてきちんと休む、ということでしょうか。本来は、休む必要がないほど毎日楽しいことをしている、というのが理想ですね。ただし、その場合でも睡眠時間をきちんと自分のリズムのパターンに組み込んで、健康に注意することが大切です。
――本書には書かれてありませんでしたが、育児という局面において、「お金のために働く」女性と「お金を働かせる」女性の違いはどのようなところにあらわれるものなのでしょう?
田中:私も子育てをしてきた一人として感じることですが、育児という面から考えても、はやりそのまま母親の考え方や行動は、長い年月をかけて子供にすべて伝わってしまうということです。つまり、「お金のために働く」親であれば、子供もそうなる傾向があるということです。
――これから結婚や再婚を考えている女性に、アドバイスをお願いします。
田中:本書にも書きましたが、もし結婚や再婚を考えている方がいらっしゃるなら、まず、自分が結婚や再婚に依存をしすぎないことです。つまり、結婚すれば、再婚すれば自分はこう変われるはずだから、と結婚・再婚をきっかけに自分を変えようとするのではなく、自分からまず変わることです。そして、自立できた女性には、自然と結婚、再婚が向こうから近づいてきてくれるのだと思います。
――女性が自立していく上で、本書でも書かれているように、自分なりの「ルール」や「モットー」、「羅針盤」といったものが必要になると思います。田中さんご自身は、このようなものを、どのようにして作り上げていったのでしょうか?
田中:すべて人生の中で体験を通して、ということです。
――最後に読者の皆様へメッセージをお願いします。
田中:もし、あなたが「私って、お金のために働いている?」と思えたら、それは「お金を働かせる女」になれる大きなチャンスだと思ってください。本書にもあるような、日常生活の中にあるほんのささいな行動や考え方を改めるだけで、あなたは「お金を働かせる」側へいけるはずなのです。私と同じように、もっとたくさんの女性たちにも望むだけの豊かさを手に入れて欲しい、と心から願っています。
(了)
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ウェブサイト: http://www.sinkan.jp/
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