『AERA』の「放射能がくる」vs『週刊ポスト』の「日本を信じよう」が話題に

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『AERA』の「放射能がくる」vs『週刊ポスト』の「日本を信じよう」

タイトルを見ていただけば、両誌の主張が正反対であることは一目瞭然でしょう。
・『AERA』「放射能がくる」(3/28号)
・『週刊ポスト』「日本を信じよう」(4/1号)

この2誌のタイトル(中刷り)の違いが、大きな話題となっています。
『2ちゃんねる』や『Twitter』では、賛否両論のようです。

・インパクトばかり追い求めると『AERA』みたいになるんだろうなぁ。
・『AERA』アホすぎる。放射能は“来る”ものではないのに……(放射能とは、物理学的な定義では、放射線を出す能力。「放射能を浴びる(または、飛散する)」は誤用が定着したもの Wikipediaより)
・まさに安全厨vs危険厨の構図だな(笑)
・週刊誌なんかモラルなしで話題になったもん勝ちなんだから、これは『AERA』の勝ち。
・『週刊ポスト』の写真とキャッチコピーの文言は素晴らしいな。 ちょっと涙でてしまった。
・『週刊ポスト』どうしたんだこれ(笑)永久保存版級だな。

出版社や編集部の中でもさまざまな意見があってしかるべきだと思いますが、今回は『AERA』に対する批判が多いようで、記者自身も、風評被害に苦しんでいる被災地の現状を考えたら、もう少しやわらかい表現であったらよかったのにと感じました。

『AERA』は多くの意見が寄せられたため、『Twitter』(@AERAnetjp)にて以下のようなコメントをしています(原文は『Twitter』の制限である140文字に収まらないため、2つに分けて投稿されています)。

*****
『AERA』今週号の表紙及び広告などに対して、ご批判、ご意見をいただいています。編集部に恐怖心を煽る意図はなく、福島第一原発の事故の深刻さを伝える意図で写真や見出しを掲載しましたが、ご不快な思いをされた方には心よりお詫び申し上げます。
編集部では今回いただいたご意見を真摯に受け止め、今後とも、様々な角度から全力を挙げて震災報道を続けていく所存です。最後になりましたが、被災者、関係者のみなさまには心よりお見舞い申し上げます。
*****
http://twitter.com/AERAnetjp/status/49367850586079232
http://twitter.com/AERAnetjp/status/49367932492451840

AERA

『AERA』も下段のコピーでは「見えない恐怖に、負けない。」ということを明確に書いています。
誌面はタイトルほど過激なものではなく、被災地や政府、自衛隊、消防など、今必死でがんばっている人たちのことや、日本全体のことを思って編集していることが伝わってくるものでした。

うどよしさんプロフィール:書道家。今回の震災で『がんばろう日本。』の透過処理済み画像をサイトで提供したところ話題に。既存の書を苦手な初心者や外国人にペン字のような“とめはね等を少なくして書く書道”を提唱。東京上野でうどよし大衆書道教室主宰、千代田区生涯学習館 書道講師。

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