ラベルをスマホでスキャンして、未開封・熟成年数を確かめられるスマートウィスキーボトル
ウィスキー好きなら、好みのメーカーやブランド、熟成年数を重視して、ボトルを選んでいるかもしれない。
・Diageoのスマートウィスキーボトル
イギリスにベースを置く世界的なドリンクメーカーDiageoと、ノルウェーのエレクトロニクス会社Thinfilmがタッグを組み、“スマートウィスキーボトル”のプロトタイプを開発した。
・在庫管理、ラベル詐欺防止に役立つ
在庫調整をサポートしたり、ラベル詐欺問題を防止するなど、小売店側の業務に役立つほか、購買客に製品情報や販売促進の情報を提供するきっかけにもつながる。
・NFCタグを搭載
このスマートボトルはDiageoから発売されている人気ウィスキー“ジョニーウォーカー”のもの。「Johnnie Walker Blue Label whisky bottles」のボトルには、NFC(Near Field Communication、近距離無線通信)タグが搭載されている。
タグをスマートフォンでスキャンすると、そのボトルに関する情報が表示される。在庫管理に役立てたり、購入前にボトルが開封されていないことを証明する手段ともなる。
・売り手、買い手双方の安心感につながる
これにより、ラベルに記載されている熟成年数に間違いがないことが確かめられ、売り手側、買い手側双方とも、安心して販売、購入ができるというわけだ。
・買い手に、プロモーション情報やクーポンを提案
購入後にボトルを開封したら、商品やブランドに関する情報や、店内で使えるクーポンなどが表示されるようになっており、プロモーション活動の一環として活用することができる。
・ボトルデザインを邪魔しないよう配慮
ちなみに、センサーを内蔵したタグはとても薄く、目立たないように配慮されているので、ウィスキーボトルのデザイン全体を邪魔しないようになっている。
日常的に消費されるものだからこそ、ユーザーが手に取りやすい。プロモーションとして有効活用しようという、メーカーや小売店側のユニークな試みである。
ウェブサイト: https://techable.jp/
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