昭和36年創業の老舗で「とんかつ」を食す!@『とんかつ にいむら 本店』新宿

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揚げ物大好きな筆者としては、美味しい「とんかつ」に勝る揚げ物は、世界中にもそう多くはないでしょう。
なかでも、

「天麩羅」&「とんかつ」

は、日本が世界に誇る食文化だと思っています。油を使って「揚げる」と言うフライ料理は世界中にありますが、この2つはそれらの頂点にあると思われます。

その日本の食文化を代表する「とんかつ」の名店、昭和36年創業『とんかつ にいむら 本店』を紹介します。

新宿にある「とんかつ」の名店

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そこで便利な無料アプリ『LINEグルメ予約』を使って『とんかつ にいむら 本店』に訪れてみました。

このアプリを使えば店の予約が簡単に出来るので便利です。『LINE』を使っている人は、是非一度試してみて下さい。

『とんかつ にいむら 本店』は新宿のど真ん中とも言えるロケーションにあり、店構えも立派なので、探すのも難しくありません。

ちなみに意外と「とんかつ」は外国人にも大人気で、特に中国人は基本的に「とんかつ」が大好きです。

下手に「日本らしい店を」と、「蕎麦屋さん」に案内するよりも、「とんかつ」を出す店に連れて行った方が良いと、以前、職場の方が言っていました。

確かに店のショーケースをまじまじと見ているのは、中国人観光客が多いような気がしますね。

中国にも美味しい料理は沢山あるのですが、やはり日本の「とんかつ」はきっと彼らも気になるメニューなのでしょう。

意外とリーズナブルな価格に驚き

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新宿であの店の規模ですから、それなりに「お高いイメージ」でしたが、実際に訪れてメニューを見てみると、思ったよりも庶民的な価格に驚きました。

「とんかつ」の名店、それも新宿で一番の老舗なので、もっと高いのかなと思っていたのですが、筆者の予想は良い意味で外れました。

例えば『カツ丼ランチ』(880円)、『ロースかつランチ』(930円)など千円以下のランチもあります。

これはきっと初代の思いを大事にして、今も「お客さん第一主義」で営業しているからかと思われます。

「お客様に満足して頂く事を第一に考える」

このような方針の店は「名店」と呼ばれる立派な店が多いですね。『とんかつ にいむら 本店』の場合、随所にその思想が見て取れます。

「御飯とキャベツのお替わり自由」

などは、もっとも分かりやすいと思います。他にも接客や「お茶」などのサービスも細かく丁寧で好印象です。

お客さんがアルコールを飲んでいる時は、御飯を出すタイミングを聞いて来たり、テーブルの上の「お茶」が減ると素早く継ぎ足してくれるなど、文句の付け所がありません。

『ヒレ・メンチランチ』を食す!

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冷えた「緑茶」を頂きながらメニューを見て考えます。

色々と食べて見たいのですが、やはり『とんかつ にいむら 本店』のベーシックスタンダードを知りたかったので、メニューでも勧められている

『ヒレ・メンチランチ』(1230円)

にしてみました。「ヒレかつ」は勿論ですが、個人的には「メンチカツ」が気になったので、ココはこれで正解かと思います。

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しばらくして、筆者の『ヒレ・メンチランチ』が運ばれて来ました。これは、なかなかのボリュームじゃないでしょうか?

「ヒレかつ」も厚みがあり、火の入り加減もバッチリですね。この肉の厚さならば、それなりに調理時間が掛かるのも納得です。

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そして「ヒレかつ」が実に柔らかい!

もともと「ヒレ肉」の部分は柔らかいのですが、それを丁寧に叩いて伸ばす事で肉の繊維がほぐれ、さらに柔らかくなっています。

さらに「揚げ物マニア」の視線で言わせて頂くと、

「衣の付き加減が絶妙で、最高!」

さすがは『とんかつ にいむら本店』と唸る仕上がりです。

大袈裟に言ってように思われるでしょうが、このくらいの厚さの肉を揚げる場合、ある程度は衣も厚くしないと、破れたりしやすくなります。

肉の厚みがある分、揚げた時の「縮み具合」も大きいので、衣も剥がれやすくなるのです。

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しかし!

この『とんかつ にいむら本店』の衣は完璧な状態で仕上がっていて、その食感も完璧だと言っても過言ではありません。

また、新しい油を使っているらしく、油のキレが良いですね。

しかも最初に高音の油で揚げてから、オーブンで焼いて火を通しているので、さらに余分な油が落ちて軽い仕上がりになっています。

なので『とんかつ にいむら 本店』の「とんかつ」は、胃にもたれないのです。

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そして『メンチカツ』も旨い!

割った途端に肉汁が溢れ出すほどにジューシーで、豚肉と玉葱の美味しさが詰まっています。

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この『ヒレ・メンチランチ』をオーダーしたのは正解だったと確信しました。

御飯とキャベツはお替わり自由!

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御飯の美味しさも特筆に値します。やはり定食は御飯が美味しくないとですよね。

しかも『とんかつ にいむら 本店』は、いくらでも「お替わり」出来るのですから嬉しい限りです。

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キャベツも結構「山盛り」になっています。

当然、キャベツもシャキシャキで最高の付け合わせになっています。

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味噌汁も安定の美味さ。

まさに定食として完成度の高い『ヒレ・メンチランチ』です。

『ハイボール』

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その『ヒレ・メンチランチ』の美味しさに感動した筆者は、ここで延長戦に突入する覚悟を決めました。

ここまで技術の高い「とんかつ」もとい「フライ料理」は久しぶりなので、とても一品だけでは欲望を抑えきれません。

と、言う訳で延長戦に備えて『ハイボール』を補充します。

まあ、ビールでも良いのですが、『ハイボール』の方が健康には良いので、これからガッツリ食べる事を考えたら『ハイボール』がベストでしょう。

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『海老フライ』『丸ヒレ』『蟹クリームコロッケ』

以上の品々を単品で追加オーダーしてみた次第です。

『海老フライ』

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一番最初にメニューを眺めている段階で、最後の最後まで注文を悩んだ『海老フライ』を食べてみます。

これを食べなきゃ夜も眠れません。

まず、普通の店の『海老フライ』と違って、最初からカットされているのが特徴ですね。

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一口食べると、その香ばしい衣と海老の甘さが広がります。まさに絶妙な揚げ加減ですね。

「生では無いが、限りなくレアに近い状態」

魚貝類を天麩羅やフライにする時の理想の状態が今ここにあり、さらに「タルタルソース」を加えると、より海老の旨さが増幅される一品になります。

『丸ヒレ』

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こちらは『とんかつ にいむら 本店』の昔からの看板メニューである『丸ヒレ』で御座います。

その名の通り「丸いヒレ肉」的な何かです。

もともと「ヒレ肉」は背骨に沿って、両側に1本ずつある細長い筋肉で、切り分けただけだと「丸っぽい棒状」の形をしています。

と、言う事はあえて「ヒレ肉」を叩いて伸ばさないで、本来の形、旨さを提供していると言う事でしょうか?

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実際に食べると、その凝縮された豚肉の旨みに、笑いが込み上げてくるレベルです。

さすがに店の看板メニューだけあって、他の店では味わえない一品に仕上がっています。

『蟹クリームコロッケ』

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そして最後は『蟹クリームコロッケ』で締めます。

「揚げ物の締めを揚げ物で締める!」

揚げ物マニアならではの思考ですが、やはり「クリーム系」も食べておきたい所ですよね。

大きさ的には、さして大きいサイズではありませんが、この「蟹の爪」の大きさと、蟹から取れる「身の量」を考えた場合、このクリームコロッケには、かなりの蟹が入っていると予想されます。

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結果、予想通りの「蟹」っぽさで、本当に美味しい『蟹クリームコロッケ』である事を確認しました。

いや、美味しいであろう事は分かっていたんですけどね。

意外と『蟹クリームコロッケ』と名乗る割には「蟹の存在が希薄なパターン」とかもある昨今、この『蟹クリームコロッケ』は貴重な存在です。

『とんかつ にいむら 本店』 総評

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まさに「新宿を代表する名店のひとつ」と言っても過言ではないでしょう。

「味、価格、サービス」

のどれもが高水準で、もう新宿で「とんかつ」を食べるなら『とんかつ にいむら本店』で食べれば間違いないと断言出来ます。

「美味いとんかつ屋さんには女性客が多い」

あちこち食べ歩く筆者ですが、本当に美味しい「とんかつの店」は、意外と女性客が多いんですよね。

確実にダイエットと真逆にあり、どう考えても「女性」には敬遠されがちな料理なはずですが、何故でしょうか?

筆者が思うに、女子の方々は普段は「油もの」を控えているので、食べたい時は本当に美味しい「とんかつ」を食べに行くって事だと思います。

男子であれば比較的ルーズなので「コストパフォーマンス」を重視する傾向にありますが、女子はストイックなので、そこら辺は妥協しません。

なので「とんかつ」を食べる時は、美味しい店にしか行かないのでしょう。

と、言う訳で是非みなさんも『とんかつ にいむら本店』に訪れてみて下さい。きっと誰もが満足出来る美味しい「とんかつ」を味わう事が出来ると思います。

『とんかつ にいむら 本店』

東京都新宿区 歌舞伎町1-23-10

営業時間 10:30~翌2:30

年中無休

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