子どもも、大人も、抱きしめられたい。呉 美保監督最新作が公開中。
『そこのみにて光輝く』でモントリオール世界映画祭の最優秀監督賞を受賞した呉美保監督の最新作『きみはいい子』が公開中。
桜ヶ丘小学校4年2組を受けもつ新米教師・岡野。まじめだが優柔不断で、クラスの問題にも真っ正面から向き合えない。そんな性格ゆえか、児童たちはなかなか岡野の言うことをきかず、恋人ともあいまいな関係を続けている。
そんな岡野と同じ街に住む、主婦・雅美は、3歳の娘とふたり暮らし。ママ友たちなどへ見せる笑顔の陰で、たびたび娘に手をあげ、自身も幼い頃に親に暴力を振るわれていたトラウマをもっている。一方、小学校へと続く道の家にひとりで暮らす老人・あきこは、買い物先のスーパーでお金を払わずに店を出てしまう。店員の櫻井にとがめられ、認知症の兆しに不安な日々を過ごしていた――。
とある街で、それぞれに暮らす彼らがさまざまな局面で出会い、つながっていく。そこで得た思いがけない気づきは、彼らにどんな一歩を踏み出させるのか?
きみはいい子
監督:呉 美保
脚本:高田 亮
出演:高良健吾、尾野真千子、池脇千鶴、高橋和也、喜多道枝 ほか
(2015年/日本)
公開中
(c)2015「きみはいい子」製作委員会
http://iiko-movie.com/
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