テイラーの一言でApple Musicが方針変更 アップル社エディ・キュー「もちろん払いますよ。全部」
テイラー・スウィフトが、ニューアルバム『1989』をApple Musicに提供しないと発表した公開状で、90日のストリーミングお試し期間中の著作権料をレーベルに支払わないとしていたApple Musicが方針を変更した。
アップル社インターネットサービス/ソフトウェア担当上級副社長、 エディ・キューは、アップルはお試し期間90日の間もアーティストに著作権料を支払うとツイート。米ビルボードのインタビューでキューは「考えを変えさせたのはスウィフトの公開状であり、今朝目を覚ましてテイラーの手紙のことを知り、変更しなければと決意しました。そうしてお試し期間中にアーティストに支払うことになったわけです」と説明した。
さらに、キューはアムステルダムでツアー中のスウィフトに電話をしたとのこと。「テイラーの心配を聞いて変更することになったと知らせました。彼女とは長い付き合いですから、直接聞かせたかったのです。テイラーは感激したり、感謝したり、また我われの迅速な対応に興奮していました。」と続けた。
キューは、アップルは大勢のアーティストの同様の懸念をきいており、アーティストに補償しないつもりではなく、元々高いレートで交渉しようとしていたことを付け加えた。アップルが90日のお試し期間の費用を負担するのかとの質問に、キューは「もちろん払いますよ。全部」と返答。「彼らのしていることを深く尊敬しています。長い間関わってきていますから」と音楽コミュニティとのアップルの長い歴史を強調した。
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