“39人の妻”がいるインドの男性 “大家族”にもほどがある?

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 “大家族”と聞いて、あなたはどんな家族を思い浮かべるだろう。テレビで特集されるような子だくさんの家庭だろうか。それとも、『サザエさん』のように数世代がひとつ屋根の下で暮らしている家庭だろうか? しかし、どんなに豊かな想像力を持った人だろうと、“39人の妻”がいて、“94人の子ども”がいて、総勢“181人の家族”と一緒に暮らしている男性を思い浮かべた人はいないだろう。今回紹介するのは、おそらく“世界で一番の大家族の主”だと思われる、インドに住む男性の話である。

イギリスのザ・サン紙(The Sun)やデイリーメール紙(DailyMail)によると、男性の名前はザイオナ・チャナ氏(Ziona Chana)。現在67歳の彼には、39人の妻、94人の子ども、14人の義理の娘(息子の結婚相手ら)に、33人の孫がいるそうだ。この大家族は、4階建て・100部屋ある巨大な家に、“家族みんなで”暮らしている。

ザイオナ氏も、そして彼の家族の男性陣もみな大工として働いている。彼が統べる家には、豚と家きんの牧場、水田、野菜園などもあり、食料は自分たちで生み出しているという。そのため、これだけの大家族でありながらも生活補助金などは受け取っていない。「私たちは、政府からの補助を一切必要としていない」と、ザイオナ氏は誇らしげに語る。

30歳から69歳までの“妻たち”は、若い妻たちがザイオナ氏の寝室近く、歳が上の妻たちは遠くに、共同寝室を割り当てられている。ザイオナ氏は彼女たちを“順番に”彼の豪華な寝室に呼び出すという。しかし彼女らに不満はないようで、一番年長の妻が、その他多くの妻や家族の中の女性陣に仕事を振り分けることで“181人分の”家事を分担して、協力をしながら暮らしている。妻たちの1人は、「もし家族というシステムが、家族それぞれへの相互的な、真実の“愛と尊敬”の上にあるのであれば、その成功は保証されているのよ」と語る。

デイリーメール紙のコメント欄には、「なんてことだよ……(妻)1人でもぎりぎりなのに……」「39人の“義理の母”とどうやって上手くやってるんだろう……」「ついに俺の理想を見つけたぜ」など、さまざまなコメントが寄せられた。なかには「性差別者」だと指摘する者や、「この男は、1人の素敵な、愛おしい妻にどれほどの価値があるかってことを知らないんだな」などザイオナ氏の価値観を疑う者も見られた。未知の家族形態に、英国民も驚き戸惑っているようである。まだ“結婚し続けること”をやめる気がないらしいザイオナ氏だが、果たしてこの大家族、どこまで拡大を続けるのだろうか。

【関連サイト】
Man with 39 wives – The Sun 「181人家族」を報じたメディア

(古川仁美)

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