旅行好きタレント・眞鍋かをりがシンガポールで遭遇した路地裏の危機
タレントとして、バラエティはもちろん、ニュース番組のコメンテーターやMCと、マルチに活躍を続ける眞鍋かをりさん。そんな眞鍋さんの近年の趣味は、世界ひとり旅。30歳のとき、はじめてパリをひとりで訪れて以来、ひとり旅歴は5年にのぼり、訪れた国は20カ国以上だといいます。
本書『眞鍋かをりの世界ひとり旅手帖』は、ひとり旅ならではの魅力を語るところからはじまり、飛行機や宿の予約の仕方、準備するもの、旅先での気をつけることや移動手段、眞鍋さんオススメの絶景や食など、ひとり旅の初心者にとっても大助かりな一冊となっています。
まず眞鍋さんは旅をするうえで、メインとなる大きな目的を2つ決めるといいます。それにより、たくさんスケジュールを詰め込み、せわしない旅になってしまうこともなく、適度に満足感を得られるのだと指摘。そしてその際、自分の趣味をメインの目的とすることをすすめます。眞鍋さんの場合、ヨーロッパを訪れる際は、「ワイン」「チーズ」という要素を重要視したり、ときには「遺跡を見る」「ビールを飲みに行く」「現地に住んでいる親戚に会いに行く」といった目的をテーマにすることも。
しかし女性のひとり旅ということで、眞鍋さん自身、旅先で危険な場面に遭遇してしまった経験もあるといいます。本書では、そうした経験を踏まえた、女性のひとり旅ならではの気をつけるべきポイントも綴られています。
土地勘のない外国を歩くうえで知っておきたい、リスク回避の方法。たとえば眞鍋さんは、「夜道、ひと気のない道は歩かない」「道でガイドブックを開かない」「愛想笑いをしない」「日本語がやたら上手い現地人には気を付けろ」「外でのお酒は2杯まで」「ナンパ対策には左手薬指に指輪!」「しつこい客引きには方言が効果的」「訪れる前に『地名+治安』で検索してみよう」という8つのポイントを挙げます。
「シンガポールのインド街を真っ昼間に歩いていたときのこと。ひとりの男性に話しかけられたものの、訛りが強くて英語が全く聞き取れず、困った私はつい愛想笑い……すると、男性は私の手を引いて、ひと気のない路地裏へと連れて行こうとするではありませんか! 振りほどいて必死に逃げましたが、あとから考えてみるとどうやら彼は『俺と一回どう?』と、超ストレートに誘っていたみたい。それに笑顔で頷いていた私って……変な誤解を生むので、安易な愛想笑いは絶対にやめましょう!」(本書より)
不安はありながらも、ひとりならではの発見や出合いのある「ひとり旅」。突然数日の休みが出来たならば、眞鍋さんに倣って、弾丸旅行に出かけてみてはいかがでしょうか。
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