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考えすぎは危険!色彩心理から読み解く「六月病」の原因

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五月病ならぬ「六月病」とは

全国的に梅雨入りした地域が増え、2015年も半分が終わろうとしている現在、最近では五月病ならぬ「六月病」という言葉をしばしば耳にします。年度の始まりの4月、桜の咲くころに入社した新入社員、新転地へ異動した社員、または転職して新しい職場環境でのリスタートなど、さまざまなスタートを切った社会人も多いことでしょう。新しい環境へ適応するための3カ月間を経て環境に慣れてきた今ごろ、心身の不調を感じるのが六月病とのことです。今回は六月病の原因を、自然の景色の移り変わりや色彩心理から探っていきます。

まず、春は桜色に染まりながらスタートラインに立ち、一斉に走り出しました。ふと気が付けば、木々の葉は「新芽」が萌え、新緑のころを迎えていたと思います。この「新芽の色」こそが、新しく仕切り直す、新しくスタートするという色です。太陽の光が新芽に当たり、初々しさやフレッシュ感を覚えたことでしょう。職場では右往左往しながら必死に仕事を覚え、何もかもがチャレンジャーだったかもしれません。また、車の初心者マークを「若葉マーク」と呼ぶように、未熟であることに依存していても許され、まだまだ信用も得られない時期だったかもしれません。

「緑」の色と六月病との関係性

さて、そんな初々しい時期を過ぎれば、新緑のころの新芽も、黄緑から「緑」へと成長を始めます。ちょうど職場でも、少し慣れてくる6月が時期的に合致します。

では、この「緑」の色と六月病との関係を考えます。まず「緑」には、どんな意味があるのでしょう。「緑」は太古の苔の時代から人間のそばに存在し、安全安心を与えてくれました。暖色でもなく、寒色でもない、つまりは中間にある色(中性色)です。そのため、周りの上司や同僚との調和を考え、バランスを取ろうとしたりする色でもあります。さらには人間関係に必要以上の気配りをする場合もあるでしょう。

六月病は「考え癖」が原因

また、緑は調和とバランスの色ではありますが、バランスを取るということは「比較」を意味します。実は自分と誰かを比べること、これが結果的に「嫉妬」の感情を引き起こします。あるいは、いつまでも甘えていてはいけないと、レベルアップして大きく見せることに自ら無理なプレッシャーをかけ、理想像に捉われてしまうこともあります。

このように誰かと「比較」し、理想像に捉われることは、不要な「考え癖」です。六月病も、この「考え癖」が原因ではないでしょうか。「考え癖」を手放すこと、そして「あるがまま」でいることが自己実現への近道かもしれません。「考え癖」を手放すことができれば、おそらく六月病も気付かぬうちにどこかへ消えていくでしょう。森林浴でもしながら「緑」本来の意味である自然に触れ、ありのままの自分を理解し(自己認識)、受け入れて(自己受容)みましょう。

(内田 朱美/カラーセラピー・コンサルタント)

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