強制起訴された小沢氏が会見「裁判で無実が明らかになる」

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 検察審査会の議決にもとづき、政治資金をめぐる問題で強制起訴された民主党元代表の小沢一郎・衆院議員が2011年1月31日、東京・永田町の議員会館で記者会見を行った。小沢氏は「従来からさまざまな機会に申し上げてきたとおり、何一つやましいことはない。裁判で無実が明らかになる」と強気な姿勢をみせ、離党や議員辞職もしないとの意向を示した。

 「検察審査会での議決による起訴は、検察の起訴のように有罪の確信があって行うのではなくて、法廷で白黒つけるために行う」。小沢氏は、検察審査会の議決で使われた言葉を引用して、今回の強制起訴が検察当局による起訴とは違うことを強調。「裁判において、私が無実であることが自ずと明らかになる」と述べた。国会での説明の可能性について記者に問われると、「公開法廷で改めて真実を述べると言っているのだから、どちらが優先されるかは皆さんが判断すること」と話した。

 また、今後の政治活動については「今後も『国民の生活が第一』という政治を実現するために民主党議員として誠心誠意努力して参りたい」と話し、離党も議員辞職もしない意思を明らかにした。

 小沢氏は会見場に入ったとき、記者たちが録音のために用意したICレコーダーを見て「おお、一杯だなぁ」と声に出して驚いてみせたほか、読売新聞記者の質問が続いた際には笑顔で「また読売か」と口にするなど、余裕の表情を見せていた。

小沢一郎・元民主党代表 緊急ぶらさがり会見
小沢氏の「何一つやましいことはない」という発言部分より再生
http://live.nicovideo.jp/watch/lv39050059#04:11
(番組はタイムシフト機能で2011年2月7日まで視聴できる)

(村井七緒子)

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