auのAndroidスマートフォン『REGZA Phone IS04』はドコモ『T-01C』とココが違う

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auのAndroidスマートフォン『REGZA Phone IS04』はドコモ『T-01C』とココが違う

KDDIが1月14日に開催した2011年春モデルのタッチ&トライイベントでは、実機のお披露目となった『IS05』と一緒に、2月発売予定の『REGZA Phone IS04』も出展されました。NTTドコモは昨年12月17日に『REGZA Phone T-01C』として同機種を発売していますが、au向け『IS04』はドコモの『T-01C』とどこが異なるのでしょうか。実機を触ってお話を聞いてきました。

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・UIは『ISシリーズ』向けとメーカーオリジナルが選択可能

au独自のUI(左)とメーカー独自のUI(右)を選択可能

大きな違いは、ホーム画面のユーザーインタフェース(UI)。au『ISシリーズ』の国産スマートフォンで共通して採用されているOcean Observation社デザインのUIと、メーカーの富士通東芝モバイルコミュニケーションズによるオリジナルのUIが選択できます。

Ocean Observation社のUIは、丸いアプリショートカットがホーム画面に並び、画面下にはよく使うアプリショートカットがどの画面にも表示されるデザイン。既に販売されている『IS01』『IS03』、『IS04』以降に発売される『IS05』、タブレット端末『SMT-i9100』でも同様のUIが採用されています。メーカー独自のUIは、アプリごとに異なるショートカットが貼り付けられるデザイン。

このOcean ObservationのUI、ユーザーが製品を選ぶ際に大きな差別化となるかどうかは疑問ですが、今後発売される秋冬モデル、来年のモデルと継続的に共通したUIを採用していくのであれば、auで機種変更したユーザーにとって端末が変わっても同じ使い勝手を実現することになります。長い目で見れば有効な戦略といえるかもしれません。

・より家電らしいデザイン

本体カラーは家電らしいホワイトとブラック

本体デザインもドコモと少しだけ異なります。本体カラーがドコモはMoist Black、Mellow Bordeauxの2色であるのに対して、auはブラックとホワイト。ドコモがMellow Bordeauxで女性ユーザーにターゲットを絞ったのに対して、auは「『REGZA』のイメージに合った色を選んだ」(説明員)と、より家電らしい色づかいを選んだことが分かります。本体背面のカメラ部分も、ドコモはガジェットっぽいシルバーを配色しているのに対して、auは本体カラー1色で統一しています。

ディスプレー面下部のパネルにこだわりの違い

細かいけどこだわりのある違いが、本体ディスプレー面下部のボタンを配置したパネル部分。ドコモはマットな表面処理をしてあるのに対して、auは光沢のある鏡面仕上げになっています。説明員によると、「ディスプレー面全体が、金属を切断した面をイメージした」ということで、ディスプレーからパネルまで1枚の滑らかな面に見えるように意図したことが分かります。

・キャリア向けの作りこみでリリース時期に差が?
auの『IS04』は昨年10月に発表し、2月の発売予定。一方、ドコモの『T-01C』は昨年11月に発表して12月には発売されています。この発売時期の差がなぜ生まれたのか説明員に聞いてみたところ、「キャリア向けの作りこみで期間に差が出るのだと思います」との回答。au独自のUIや「@ezweb.ne.jp」のEメール実装、『Skype au』や『jibe』などキャリア独自に提供するサービスへの対応に時間がかかったようです。

『IS04』はAndroid 2.1を搭載して出荷されますが、この春にはAndroid 2.2へのアップデートを予定しています。発売からすぐにOSのアップデートがされることについて尋ねてみると、アップデートは「期をまたぐかもしれません」とのこと。回答のニュアンスから、アップデートの時期は4月以降になりそうな気配です。

キャリアによる違いでは、通信速度の違いにも注目できます。『T-01C』は受信で最大7.2Mbps、送信で最大5.7Mbpsの『FOMAハイスピード』に対応しているのに対して、『IS04』は受信で最大9.2Mbps、送信で最大5.5Mbpsを実現する『WIN HIGH SPEED』に対応します。auのスマートフォンではほかに『SIRIUSα IS06』が対応済み。

KDDIは、富士通東芝モバイルコミュニケーションズと共同で、『IS04』発売日から2011年3月31日まで『REGZA Phone IS04 ビッグプレゼントキャンペーン』を実施することを発表しました。『IS04』をシンプルコースで購入し、『ISフラット』の料金プランを申し込んだユーザーが対象で、32V型デジタルハイビジョン液晶テレビ『REGZA』が10名、『IS04』の予備バッテリーが1万名、オリジナルケースと専用スタンドセットが1万名にプレゼントされます。購入を検討している方には嬉しいプレゼントなのではないでしょうか。

『REGZA Phone IS04』主な仕様
通信方式:CDMA 1X EV-DO マルチキャリア Rev.A(CDMA 1X WIN)
サイズ:約W62×D11.9×H126mm
重量:約149g
連続通話時間:約300分
連続待ち受け時間:約260時間
充電時間:約170分(AC時)、約170分(DC時)、暫定値
カラー:ブラック、ホワイト
ディスプレー:約4.0インチ フルワイドVGA(854×480) TFT液晶
外部メモリー:midoSD/microSDHCメモリーカード(最大32GBまで)
カメラ:有効画素数約1219万画素オートフォーカス付きカメラ
無線LAN:IEEE 802.11 b/g準拠
Bluetooth:2.1+EDR
外部インタフェース:microUSB
主な対応サービス:Eメール、Cメール、デコレーションメール、LISMO!、Googleサービス、au one Market
主な対応機能:おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信、6軸センサ、ATOK、3.5φジャック

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shnsk

宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます

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