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ネパール大地震から今一度思い起こしたい防災意識

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被害を最小限にとどめる「減災」に今すぐ取り組む

4月25日、ネパールを大地震が襲いました。発生から数日が経過しましたが、依然として多数の被害者が瓦礫に埋もれたまま救援・支援活動は進んでおらず、地元住民からは不満の声も聞こえ始めているようです。世界各地で地震が起こるたびに人々の防災意識は喚起されるものの、時が過ぎればその意識は次第に低下する、ということが繰り返されています。

日本でもかねてから東日本大震災を教訓とし、南海トラフ巨大地震や首都直下型地震などの大震災への対策が求められてきました。いつ起きるかわからない地震を止めることはできません。しかし、想定された被害の厳しい数値を見て半ばあきらめの感情や恐怖心を抱くのではなく、事前の備えによって被害を最小限にとどめる「減災」に今すぐ取り組むことは可能です。

公的機関からの救助、救援には時間がかかる

災害の規模が大きければ大きいほど、国や県、市町など公的機関からの救助、救援には時間がかかります。災害から人や地域を守るためには、まず「自助(自分の身は自分で守る)」が鉄則です。

もし今、大規模な地震が発生したら……。頭の中でシミュレーションしてみてください。漠然としたイメージしか浮かばなければ、災害発生時「命を守るため」に何をすべきか、まず家族と話し合う機会を持ちましょう。想定されることは多々ありますが、ポイントは以下の3点です。

自助、共助の精神で災害に備えることが減災への第一歩

■家屋の倒壊や家具の転倒の危険性を確認する。
■家族との連絡方法や避難場所、安全な避難ルートを確認する。(在宅と外出先の場合もしくは連絡できない場合はどうするか)
■防災・避難用品を準備する。防災・避難用品としては、救援がなくても3日間過ごせるだけの水や食料、トイレ、懐中電灯、ラジオなどが必要です。

3点目の「防災・避難用品を準備する」に関しては、以下に留意してください。
・避難する時の非常持ち出し袋と、避難生活を送るために必要なものを分けて備える。
・家族構成に合わせて内容を検討する。
・毎年日を決めて賞味期限、使用方法等を確認する。そして、家族の中に高齢者や乳幼児などの災害時要援護者やペットがいる場合は、その対応も決めておきましょう。

そして、いざという時には「共助(近所や地域の人たちが助け合う)」が肝要です。日頃から近隣の人とコミュニケーションをとり、地域の防災訓練には積極的に参加しましょう。また、自分が住んでいる土地の特徴や、過去どのような災害があったかなどを地域の人たちで共有しておくと、より具体的に災害に備えることができます。今からでも遅くはありません。自助、共助の精神で災害に備えましょう。それが減災への第一歩なのです。

(仙波 誉子/防災士)

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カテゴリー : 政治・経済・社会 タグ :
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