【Interview】スマホフォトライフをサポートするwebマガジン「iPg*」誕生秘話

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最近はスマホのカメラも進化し、素人でも簡単にプロ気分で、ハイクオリティな写真が撮れるようになった。

しかし、誰でも気軽に使える分、他の人と差別化するのが困難であることも確か。一眼レフカメラのような指南書もなければ、テクニックを教える学校があるわけでもない。

そんな悩みを解消してくれるのが、「iPg* (アイ・ピー・ジー)」というサイト。「誰でも写真家に」をコンセプトに、必要なツールやアプリの紹介、撮影ノウハウなど、モバイル撮影に特化した情報を幅広く伝えていく、新感覚のwebマガジンである。

今回は、仕事で世界を渡り歩くうち、スマホ撮影の可能性に未来を感じたという「そらへ」代表取締役社長、榎本 かなこ(えのもと かなこ)氏へインタビューを行なった。スタートしたばかりの同サイトには、個人の感覚で表現するためのヒントが、いっぱいに詰まっている。

・少しの情報とセンスでスマホ撮影が俄然楽しくなる

Q1、まずは、「iPg*」制作のきっかけと経緯から、お聞かせください。

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私は2012年から2年間、仕事の都合で世界の国々を、転々としていました。香港の友人が、iPhoneに装着する外付けレンズを作っていて、それを使って行く先々の風景や食べ物を撮影していました。

元々カメラは好きだったので、一眼レフも持ち歩いていたのですが、撮りたいと思ったときにすぐ撮影や編集ができて、仲間と共有もできる手軽さから、旅先ではiPhoneばかり使っていました。そこで、iPhoneで撮影するということの可能性に、興味を持つようになったのです。

また、ガジェット好きしか興味がないだろう、と思っていたその商品にも、行く先々で色々な人が声をかけてくれました。(中略)そうしたことから、iPhoneでもっとうまい写真や面白い写真を撮りたい、と思っている人は想像以上にたくさんいるんだなと感じ、そういう人たちに対して、何か提案できないかな、と考えたのが、「ipg*」を制作するに至ったきっかけです。

Q2、「iPg*」とは、どんなサイトなのでしょうか。

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スマートフォンでの写真撮影に特化した、情報サイトです。アプリやガジェットの紹介、スマートフォンでの撮影方法提案、そして、実際に読者が撮った写真を掲載する場も、提供していきます。

スマートフォンの撮影で必要なのは技術ではなく、少しの情報とセンスです。ここでは、スマートフォンでセンスを生かした写真を撮影する人を、iPhonegrapher(アイフォングラファー)と定義し、世界中の優れたiPhonegrapherを紹介する他、iPhonegrapherをめざす人にとって、有益なコンテンツを揃えていく予定です。

・iPhonegrapherを定着させたい

Q3、編集にあたって最も苦労されているのは、どんなところでしょうか。

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スマートフォンのマーケットは広いので、読者の幅も必然的に広くなります。今一番苦労しているのは、読者に提供する、情報の精査でしょうか。

作品の紹介1つとってみても、一概に「カッコいい」とか「素敵!」だけではおさまらない、いいものが世界には溢れています。アプリの紹介にしても、カメラに詳しい人から、最近スマートフォンを購入した人まで、さまざまな層がいるので、それぞれが楽しめるコンテンツをどうやったらお届けできるのか、試行錯誤の毎日です。(中略)

Q4、今後の展開について、教えてください。

写真を撮ったらSNSだけではなく、「ipg*」に投稿するという、選択肢の1つになってくれれば、うれしいですね。 現在、読者が参加できるようなコンテンツを鋭意準備中ですが、今後は「ipg*」に掲載されることが、読者のステイタスになるような、そんなサイトをめざします。

将来的には、iPhonegrapherというカルチャーを、読者の皆さんと一緒に作っていけたらいいですね。カルチャーが定着してきたら、写真とその他のジャンル(ファッションや音楽)とのハブになることが理想です。

例えば、「ipg*」の読者から、雑誌のカバーやCDのジャケットになるような作品が生まれたら、素晴らしいですね。これからも、ジャンルの垣根なく、色々なことにチャレンジしていきたいです。(中略)

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