家に肉がない…でも俺はカツ丼が食べたい!じゃあ 白飯揚げてトンカツ を作るか!
とある日の夜中、私は無性にトンカツが食べたくなった。
ホカホカのご飯の上に揚げたてのトンカツをのせ、ソースをかけたカツ丼にして食べたい…!
しかしその時、家には肉がなかった。
あるのは残り物のご飯と、卵と、小麦粉と、パン粉と…。
ん?待てよ…!
逆に考えると、肉以外の食材はすべて揃っているじゃないか!
となれば、この食材だけでトンカツっぽいものを作ったりはできないだろうか。
さっそく挑戦してみることにした!
とりあえず、肉のかわりに何を使うかが最重要ポイントとなるのだが、今回は残り物のご飯をコネコネしてそれっぽい形に作り上げてみる。
粘度遊びをするようにご飯をこねながら形を整えると、色は真っ白だが肉厚の豚ロースみたいな姿になったぞ!
『これは白くない!ピンクだ!』と自分に言い聞かせれば美味そうだ!
続いて、崩れないように気をつけながら、小麦粉・卵・パン粉で衣を付けていきます。
当然といえば当然なのだが、衣で中身を隠したら完全に揚げる前のトンカツと一致!
こ、これは結構いけるんじゃないか…!?
高まる期待も一緒に添えて、フライヤーの中にIN!
フライヤーの中でキツネ色に染まり始めるトンカツっぽいもの。
中でバラバラになってしまったりすることもなく、本物のトンカツのように美味しそうに揚がっています!
そしてそのまま待つこと数分。
だいぶいい感じになってきたのでいよいよ取り出してみると…。
ジャーン!
想像以上に見事なトンカツ!
揚げたてのトンカツっぽいものに包丁を入れると、当然衣はサクサク!
中身はさすがにご飯っぽく柔らかい感触でしたが、断面は本物のトンカツと同様に白いので、しっかり見なければ誰も中身がご飯だとは思わないでしょう。
これはすごいクオリティ!
となると問題は味になるわけですが、ソースをかけて食べると…これが案外いける!
やっていることは『普通のソースカツ丼を食べてたら肉が先になくなって、はがれた衣でご飯を食べている状態』と変わらないはずなのですが、それとは別のおかずをちゃんと食べている気になれるのです。
ご飯をおかずにご飯を食べられる!
あえてやってみたいと思う方はさすがにいないかとは思いますが、友達にジョークでご飯を振る舞いたいときなんかにはオススメですよ。
もしかしたら口の中に入れるまで気づかれないかも!
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