シンガポールで歴史の息づくかわいいショップハウスの街並を歩いてみよう

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シンガポールと言えば、高層ビルが立ち並ぶ近未来的な街並を思い浮かべる人も多いかもしれません。しかし、近代的なメガロポリスの中にも、シンガポール独特の文化を感じられる、そんなエリアが残っています。

シンガポールのカトン地区にはショップハウスと呼ばれる狭く細長い家屋があります。非常に凝った装飾とカラフルな色使いが特徴のプラナカン様式建築のショップハウスは、主に1900年から1940年頃に建てられました。

この建築様式は、当時移住してきた中華系の住民が持ち込んだ文化と、マレー系の文化などが混じり合って生まれたもので、シンガポールやマレーシアに多く見られる建築様式です。

その名の通り、もともとこれらの建物は、1階部分に店舗、その上に居住空間のある、住宅兼ショップとして使われていました。現在、シンガポール政府はこの美しい街並の保存に取り組んでいて、ショップハウスの外観や改築にあたっては細かなガイドラインが規定されています。

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表から見ると狭そうに見えますが、意外と奥行きがあります。また、3−4階建てと高さがあるのがショップハウスの一般的な様式なので、内部は非常に広く使い勝手がよい間取りになっています。

現在は内装をモダンに改装して、カフェやレストランとして用いていたり、ホテルになっているところも多いので、旅行者でもショップハウスそのものを体験してみる事が可能です。

様々な文化によって産まれたシンガポールのショップハウス。近代的なメガロポリスも素晴らしいのですが、長い歴史と文化が育んだ独自の建築物を味わってみるのも、新しいシンガポールでの過ごし方の1つかもしれません。

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