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新設された“観光試練課”って何? オフシーズンでも楽しめる島の魅力を“宮古島市長”に聞いてみた

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2014年11月下旬、宮古島市が新たな部署として、観光資源課ならぬ“観光試練課”を設置したと発表しました。“試練”を観光の“資源”にという冗談のような発想から生まれた新部署らしいのですが、市役所内では辞令交付式も執り行われ、もちろん宮古島市はガチなご様子。

そこで今回、宮古島市の下地敏彦市長のもとを訪れ、新設された観光試練課について、さらには夏の楽しさとはまた違うオフシーズンの島の魅力についてお話を伺ってきました。

体力・知力の“試練”を観光の“資源”に

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――“観光試練課”は、どのような目的で新設されることになったのでしょうか?

下地市長:宮古島には現在、年間で約40万人の観光客が訪れています。しかし、そのほとんどが夏場に集中しているんです。オフシーズンと言われる冬場は観光客がどうしても落ち込んでしまうので、何とかしなくちゃならんということで新設したのが“観光試練課”です。

――“試練”を観光の“資源”にという発想は、どこから生まれたのでしょうか?

下地市長:今年の1月から2月に、宮古島全土を舞台にした“リアル脱出ゲーム”を開催しました。冬場にも関わらず多くの参加者を誘致できたので、観光の底上げのためにこれは続けていきたいと考えたんです。宮古島では、トライアスロンやマラソン大会など、体力の限界を極める試練がイベントとして多く開催されています。リアル脱出ゲームのような知的な試練も観光の資源にして、トータルとしてより多くの方々に宮古島を来訪してもらいたいという思いで新設されたわけです。

――課の新設にあたって、職員や島民の反応はいかがでしたか?

下地市長:島の内外から「何それ?」「いったい何をするところなの?」という反応があり、ひとまず狙いとしては成功したと思います。興味を持ってもらったことの意味合いは大きいので。さらに、観光を盛り上げたいという我々の思いを伝え、島民からは「それは面白いね」と言ってもらえました。もともと観光への取り組みを担っていた職員からも、「単なる観光課で仕事をするよりも、遊びの要素が加わって面白い」という声が上がっていて、楽しんで仕事をしてくれていると思います。

――観光客の増加が目的と伺いましたが、具体的に掲げている目標はありますか?

下地市長:現在のところは年間で40万人の観光客を、5年くらいの間で50万人まで増やしていきたいです。これは課の職員への試練ですね(笑)。そのために国内はもちろん、韓国から宮古島へのチャーター便の本数を増やすなど、現在さまざまな取り組みを行っています。

オフシーズンでも魅力がいっぱい

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――体力の試練というお話がありましたが、宮古島でトライアスロンやマラソン大会が頻繁に開催されるのはなぜでしょうか?

下地市長:トライアスロンのスイム競技に最適と言えるキレイで波が穏やかな海、白い砂浜があるからでしょう。ランとバイクの部分についても、高低差の少ないフラットな地形が適しています。海岸沿いや橋などで海風を受けて走ったり、自転車を漕いだりするのは非常に気持ちが良いと好評です。冬でもそこまで寒くなることはないですし。

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よしだたつき

記者:

PR会社出身のゆとり第一世代。 目標は「象を一撃で倒す文章の書き方」を習得することです。

TwitterID: stamina_taro

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