Sony MobileのAndroid Wearスマートウォッチ「SmartWatch 3 SWR50」開封の儀&ファーストインプレッション

海外では 10 月下旬より販売されている Sony Mobile のスマートウォッチ新モデル「SmartWatch 3 SWR30」を入手したので早速開封の儀を執り行います。SmartWatch 3 は Son Ericsson 時代から毎年発売されている同社のスマートウォッチシリーズの 4 作目となる製品です。LiveView、SmartWatch 1 / 2 では自社開発の Linux ファームウェアを採用していましたが、SnartWatch 3 ではそれをやめて Google の Android Wear を採用したところが大きな変更点と言えます。Anroid Wear を採用したことで、従来モデルのように専用プラグイン不要でAndroid スマートフォン・タブレットの通知を転送することや、アプリを操作することが可能になったほか、Google Now による音声コマンドを実行することも可能になりました。また、Android Wear の最新版にアップデートすることで、内蔵ストレージに音楽ファイルを保存して Bluetooth イヤホン・スピーカー経由で音楽を視聴することや、GPS でフィットネスデータを取得することも可能になりました。今回入手した SmartWatch 3 は定番のブラックカラーです。リストバンドはシリコン製のラバーバンドが付属しています。

同梱品は SmartWatch 3 本体、USB-A – Micro USB変換アダプタ、保証書などの書類のみ。

SmartWatch 3 は本体とリストバンドが分離する仕組みです。また、SmartWatch 3 で使えるリストバンドは専用設計のものだけなので、市販のリストバンドは利用できません。

本体には右粗面に電源ボタンがあります。長押しすると設定メニューが開きます。

背面には充電用のMicro USB端子があります。LG G Watch や Gear Live のように充電ホルダー不要で充電できるのですが、端子は裏面にあるので充電する際は手首から外さなければなりません。SmartWatch 3に心拍センサーは付いていません。

リストバンドはこれまでのピンで固定するものからメタルバンドで主流のバックル式に変更されました。手首への着脱はかなり容易になったのですが、金具が手首に位置するので、PC キーボードで文字入力を行おうとすると机に金具が当たってやや違和感があります。慣れが必要です。

装着するとこんな感じです。本体がリストバンドと一体となっていることもあり、外観はスポーティな印象を受けます。SmartWatch 2 はメタルフレームが目立つ外観だったのでスーツやドレスといったフォーマルウェアにも適していると思いますが、SmartWatch 3 はたぶん合わないと思います。

私の手首の場合だと、リストバンドの留め具をちょうど良いところで合わせられたので装着感はなかなか良いと思いました。

SmartWatch 3 のディスプレイは 1.6 インチ 320 × 320 ピクセルの半透過型 LCD です。

アンビエント画面モード(常時表示モード)を ON にすると、スタンバイモードでも時刻が表示されます。屋外でも見やすいようになっています。

ファームウェアは「Anroid 4.4w.2」。UI はカスタマイズされていません。内部仕様は Snapdragon 400 1.2GHz クアッドコアプロセッサ、512MB RAM、4GB ROM、センサー(加速度 / ジャイロ / コンパス / ライト / 振動)、GPS にも対応しています。ワイヤレス通信機能は Bluetooth v4.0 と NFC に対応しています。また、本体は IP68 の防水・防塵に対応しています。、

SmartWatch 3 のホーム画面や機能について。SmartWatch 3 のファームウェアは LG G Watch や Gear Live、Moto 360 のように素の Android Wear です。機能も他社製品とほぼ同じだと言えます。しかし、GPS をサポートしているので、SmartWatch 3 単独で GPS による位置の測位が可能になっており、ランニングやサイクリング、ウォーキングなどのスポーツの分野で可能性を秘めていると言えます(現状で利用できるGPS機能はこちらの記事で紹介しています)。

SmartWatch 3 の顔となるホーム画面は他の Android Wear とほぼ同じ表示内容です。ウォッチフェイスはデフォルトで「Digital」。これは他社の Android Wear 製品にも含まれているのですが、デザインは Sony Mobile 独自です。また、「Analogue」や「Sport」も Sony Mobile 独自となっています。

ホーム画面以外の UI は基本的に他社製品と同じです。

SmartWatch 3 にはライトセンサーがあるので、画面の自動輝度調節も可能です。

本体の上部に NFC チップが搭載されているので、スマートフォンとのペアリングも容易です。

Android Wear はスマートフォンの Google Now と連携しており、SmartWatch 3 に話しかけるだけで音声通話を発信することができます。もちろん、メールやSMSを送信したり、スマートフォンに表示された Now カードを閲覧することもできます。

気になる屋外での視認性について。輝度は自動調節に設定してあります。次の写真の 1 枚目と 2 枚目は画面 ON の状態で、3 枚目はスタンバイモード時の表示です。表示は結構見やすいのですが、通知の部分に注目すると黄ばんでいます。室内で黄ばみはほとんど感じなかったのですが、屋外ではかなり目立ちます。これは半透過型のディスプレイを採用したことによるものなのでしょうか。

捕捉:Lifelogは11月9日時点ではAndroid Wearに対応していません。


(juggly.cn)記事関連リンク
Nike+ RunningのAndroid版がGoogle Fitに対応
Moto Maxxがフランスでは発売されないことが判明。他の欧州諸国でも?
Nexus 9はUSB On-The-Go (USB-OTG)を標準でサポート

  1. HOME
  2. デジタル・IT
  3. Sony MobileのAndroid Wearスマートウォッチ「SmartWatch 3 SWR50」開封の儀&ファーストインプレッション

juggly.cn

国内・海外のAndroid(アンドロイド)スマートフォン・タブレットに関するニュースや情報、AndroidアプリのレビューやWEBサービスの活用、Android端末の紹介などをお届けする個人運営ブログ

ウェブサイト: http://juggly.cn/

TwitterID: juggly

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。